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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988101184743
感想・レビュー・書評
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《幕が上がる》のドキュメント。映画本体が、高校演劇を通しての少女たちの成長物語で、ドキュメントでは出演者の成長物語になっていて、コンセプトが重なるところが面白い。
興味のないももいろクローバーZなんだが、そのキャラの違いが役に生きていて、喜怒哀楽を通して成長していく。
黒木華の演技を見て、「これを自分がするなんて」ヤバイとか、一人芝居の緊張したり、いつまでもカットの声がかからないので、台本は終わっているのに芝居を延々続けたり。やはり芝居を目の前にするの巧拙がハッキリする。平田オリザの役者研修の様子も興味深い。話をしているところに通行人が通りかかって挨拶するなど演技の数を増やしていく。こんな風にしてハードルをあげていくのか。ももいろクローバーZも俳優に目覚めたのではなかろうか。
監督にテイクの指示を出したり、もうワンテイク撮ってとお願いしたり、監督を監督とも思わない。見ようによってはわがままなんだが、屈託がない。そういう時代なんですね。本広克行監督、《踊る大捜査線》ではすっかり二流の監督というレッテルが貼られているが、ここでは良き兄貴的な和気あいあいとした監督ぶりで好感が持てる。
ドキュメントを見ると本編で細かいことにこだわりを持って作っていることがたくさん出てくる。ドキュメントを見るとよくあることだが、そこまで注意して見てないので反省してしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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