おさらいの為にKindleアンリミテッドにて再読。前回は紙の本で読んだが、Kindleだとハイライトが簡単に残せるので便利。
下記にハイライトした個所をコピペ:
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黄色のハイライト | 位置: 22
脳の暴走を抑えると、異常と思われていた人も正常になってくるというのが、私の考えです。 本書でおいおい記していきますが、「脳の暴走」を抑えることで、健康になり、活力が取り戻されます。身体全体で心地よさや楽しさを実感できるようになるのです。 そして、脳をコントロールするときに大切な役割を果たすのが「腸」です。 私は最近、脳内幸せ物質であるセロトニンやドーパミンが腸で合成され、その前駆体が腸内細菌によって脳内に運ばれていることを報告しました。腸内細菌がバランスよく多量に存在しないと、私たちは幸せな気分になれません。「幸せ」を作っているのは腸だったの
黄色のハイライト | 位置: 388
一方、腸は脳のようにうぬぼれたり感情的ではありません。頑固に自分の腸が正常になるように平素から常に努めています。ですから「便通」は常に健康のバロメーターになります。便の量や色で健康状態を知ることができ
黄色のハイライト | 位置: 417
今、私はストレスと免疫の研究をしていますが、ストレスにさらされると脳は、すぐ目の前の快楽に飛びつくよう
黄色のハイライト | 位置: 447
このように脳は自分の報酬系を満足させるために、極めて原始的な行動を好んで強めます。たらふく食べて、セックスして、野に出て運動して、おしゃべりして……これで脳の報酬系は満足してしまいます。このように脳はうわべだけの満足ばかり求め、意志薄弱でうぬぼれも強いのです。常に真実をねじ曲げ、偏見まみれなの
黄色のハイライト | 位置: 687
人間の腸には大脳に匹敵するほどの数の神経細胞があります。それは本章でも述べてきたように、脳の祖先が腸から始まったことに起因しています。私は、腸が脳よりはるかに賢いと思ってい
黄色のハイライト | 位置: 698
また、腸は消化の目的だけで働くというのが広く一般的な考えです。しかし実際は人間の感情や気持ちなどを決定する物質はほとんど腸で作られています。腸の中で食べ物から人間に幸せと愛情をもたらすセロトニンやドーパミンを合成しているの
黄色のハイライト | 位置: 712
脳は妊娠した子宮の中の胎盤と同じように、すべての化学物質をガードして脳の中に入らないようにしていますが、乳酸菌が作った小さな脳内伝達物質の前駆体は血液脳関門(BBB) から神経細胞によって脳に運ばれるの
黄色のハイライト | 位置: 789
最近、特に注目されているのがオリーブオイルです。オリーブオイルには抗酸化成分であるポリフェノールやビタミンEが含まれ、他の植物油と比べて酸化されにくいオレイン酸が多く含まれてい
黄色のハイライト | 位置: 796
このようにオリーブオイルは、腸の働きをスムーズにして腸内環境を整える作用を持ち、同時に活性酸素による酸化や過酸化脂質の発生を防いでくれます。結果として、腸からのセロトニン分泌を助け、脳の働きを改善する効果も期待されているの
黄色のハイライト | 位置: 813
PEAは緊張や不安を感じている恋愛初期に多く分泌されますが、恋愛関係が2~3年経過後、お互いに信頼を築きあげて二人の仲が安定してくると緊張や不安はなくなり、それと同時にPEAの分泌は低下し、それに伴いドーパミンの分泌量も低下してしまうのです。なので恋愛のドキドキやトキメキは醒めてしまい
黄色のハイライト | 位置: 817
ドーパミンは脳の体力を消耗させるのに対し、β‐エンドルフィンは休息や安心を与えます。恋人とセックスをしているときの快感やうっとりとした幸福感を感じるのも、このホルモンの作用です。恋愛がより安定した時期になるとこのホルモンが分泌され、多幸感が得られるというわけ
黄色のハイライト | 位置: 819
現在恋人同士にある男女は、恋愛開始から2~3年後、ドーパミンに代わってβ‐エンドルフィンが分泌される時期が一番重要です。この時期にβ‐エンドルフィンがたくさん出るよう、パートナーを大切にし、十分な愛情表現をすることが恋愛を長続きさせる秘訣といえるの
黄色のハイライト | 位置: 836
強い恐怖の環境において女性より男性のほうが対人魅力が増加したということは、男性ホルモンがより脳内の伝達物質であるドーパミンの増強に関係したものではないかと私は考えてい
メモ吊り橋効果は女性よりも男性に強い。
黄色のハイライト | 位置: 854
体内でビタミンCを合成できないのはヒトとサルとモルモットだけなの
黄色のハイライト | 位置: 947
水の結晶を観察しながら、その水に「おはよう」と優しく声をかけると水の結晶の形が美しくなり、「バカヤロー」と呼びかけると水の結晶が汚く乱れるということを写真入りで本にし、結構売れた研究者がい
メモこの事を著者はエセ科学と断定する。しかしながらその説明が記述されていない。
黄色のハイライト | 位置: 955
このときの私は、脳で考えていたわけでなく、腹で人の話を受けとめる余裕があったからでしょう。もし私が脳だけで考えていたら、感情的に揚げ足をとる言動をしていたに違いありません。 水に優しい声をかけて結晶が変わるという話は、まったく「エセ科学だ」と頭の中で思っていながら、そのことを当の研究者に直接言わなかったのは、私が腹で考えた結果、「別に目くじら立てて反論しなくても良い」と判断したからでしょ
メモこれ重要。胆力は腹の力ということか。
黄色のハイライト | 位置: 959
私は以前、「ABO式血液型で人の性格はある程度規定される」と発表したことがありました。その結果、多くの識者といわれる人たちから「単一の遺伝子から決まる血液型で、人の性格が異なるはずがない。藤田はエセ科学者だ」とバッシングを受けました。しかし免疫学を研究していると、「血液型で人の性格はある程度規定されるのは当然である」ということが自然にわかるの
黄色のハイライト | 位置: 1,062
感覚的体験を起こさせないで、幼児期から難しい高等教育ばかりを施していると、脳のその後の正常な発達が望めなくなります。つまり、幼いうちの脳にむりやり詰め込もうとする教育は、外界からの刺激が多すぎて知覚機能が麻痺し、脳は一生子どものレベルから成長しにくくなるという弊害が出てくるの
メモ泥んこで遊ばせていた保育園のほうが、英才教育をしていた保育園よりも優秀な大人を育てられた理由。
黄色のハイライト | 位置: 1,086
自分の好きなことや興味あることに熱中しているとき、「楽しい」「しっくりくる」という感覚は、選別されて強くなったシナプスを使いつつ、さらに回路を鍛え上げているという証拠です。一方、フィルターをかけて使われなくなった回路は、シグナルを送っても反応を示さなくなり
黄色のハイライト | 位置: 1,094
個性や才能は遺伝的要素ももちろんありますが、3歳~ 15 歳までの間に受けた経験や生育環境が大きく作用し、独自の強いシナプス回路を作り
黄色のハイライト | 位置: 1,098
もしも、情報フィルターがかけられない脳であった場合、その子どもはどんな些細なことでも記憶できる恐ろしい子どもになるでしょう。見るもの聞くものすべての経験が事細かに記憶され、忘れたくても忘れることができません。その結果、一般的な概念を作ることができない子どもになってしまいます。つまり考えることも、感動することも、人間関係を築くこともできない、個性や嗜好や判断力や情熱のすべてが欠如した子どもになってしまうの
メモ南方熊楠は見たものを何でも記憶したそうだが、ここに記されているような人格障害についてはどうなのだろうか。興味深いが、著者はちょっと大げさに表現しすぎなのではないかとおもう。
黄色のハイライト | 位置: 1,426
人間の身体は約 60 兆個の細胞で構成されていますが、そのうち約2%が新陳代謝などで毎日新しく生まれ変わっています。この今の瞬間にも莫大な数の細胞が生まれ死んでいるのです。これはたいへんな作業になるわけで、1細胞中にある 30 億文字分の情報(百科事典 20 巻分)を一字たりとも間違えないようにコピーしながら細胞は分裂し続けているの
黄色のハイライト | 位置: 1,435
このNK細胞は他の免疫担当細胞と異なり、日常生活のちょっとした変化で簡単に活性が高まったり低くなったりします。楽しくポジティブな考え方をするだけで活性はすぐに高まります。適度な運動をするだけでも活性が上昇し
黄色のハイライト | 位置: 1,462
世界の国々の自殺率を比較すると、ウンコの大きい国は自殺が少なく、小さい国々がおしなべて自殺大国になっていました。つまり、食物繊維を多くとる国は自殺率が低く、食物繊維の摂取が少ないと自殺率も高くなるの