- Amazon.co.jp ・電子書籍 (221ページ)
感想・レビュー・書評
-
まずタイトルが秀逸でついつい手に取ってしまう本。その割にかなり前に購入後、眠っていたが今回読了。勉強ができないはずの主人公がかなり優秀であり、そこそこモテる。タイトル詐欺?って思いながら、期待していた内容とは裏腹に学校教育、先生について考えさせられた。当時、自分が学生時代になんの疑問も抱かず普通にやっていた、前にならえ、小さく前にならえ…何それって
確かに今さらながら感じた。
洗脳やん。一度も社会に出ることなく先生と呼ばれる大人の考えを刷り込まれる小学生など、確かに考えれば考えるほど、ゾッとする。全ての教師がそうであるはずないが、教師の世界でも、同調圧力はあるし忖度はあるし、やはり学校という場は、この多様性の時代だからこそ見直されて然るべきだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほらほら、悲しみは、おなかをいっぱいにはしないわよ。仁子
自分は、自分であるってことを解っている人間にしたいの。人と同じ部分も、違う部分も素直に認めるような人になってもらいたい。仁子
秀美くんが良い感性をしてるのは、こういう仁子さんの言葉があったからなんだろうな〜 -
私は現在教員であるが、どこか教員としてなにか教えなければならないと考え過ぎていたかもせれないと気付かされた。恋人の桃子さんや母親との会話からは不思議と幸せな脱力感のようなものを感じた。句読点の多い文体が読み始めは気になったが、すぐに慣れた。肩の力を抜くのにもよい作品だと思う。ここに書く段階では忘れてしまっているが、読んでいる段階ではさらに多くの細かな感慨を受けていたはずである。それを常に心にとどめておけないのは残念であるが、然るべき時や、この本を再読した時に思い出すことができるのとを願って、読了とする。
-
素晴らしすぎる、これをもし高校生時代に読んでいたら私はどう感じたんだろう、悔しい気もするけど今出会えてよかったとも思う
ぼんやり思っていることを綺麗に言語化されることの気持ちよさと歯痒さ
登場人物が全員魅力的 -
えっちなお姉さんはどの時代も人気なんだなとしみじみ
-
青春真っ只中の学生時代に読むと素直な気持ちで自分を見つめられると思う。
「でも、おまえ、女にもてないだろ」
「女の子のナイトになれない奴が、いくら知識を身につけてむだなことである。」 -
図書館で新たに電子書籍が始まった際に懐かしくて再読。以前と違う視点で読んだ気がする。こんなにも周りの人達が良い味だしていたんだ。現在の教育現場って少しは改変されているのだろうか?
-
今の高校生ってこうなの?!自分も高校生だけど(笑)
ユニークという言葉だけでは収まりきらない時田くん、何も知らないようで何もかも知っている彼はどれほど魅力的だろうか。よくある高校生の日常小説と思いきや、奇抜な内容がたくさん。それでも野蛮男子高校生の素も決して隠さない、共感できる内容もたくさん。
周りに馴染む、馴染まないとかそんな考える暇があるならモてる努力をしろと言ってきそうですね:) -
オーディブル。最初下手な読み方だと思っていたが、高校生の独白文と下手さが合ってきて、なんだか面白かった。話も素晴らしく、文字でも読んでみようと思う。