生還者 [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.75
  • (1)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (224ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 電子書籍。この作者のデビュー作が素晴らしかったので続けて読了。雪山から生還した人物たちが、遭難時に出会った人物への評価が全くの正反対。どちらが正しいのか…のような展開。内容はとても面白かったのですが、デビュー作の衝撃まではいかなかったかなと。ただ、水準以上の作品ではあり、読んで損はないです。この作者さんはハズレが無いですね〜。

  • んー。サバイバーズギルドの話。なんだろ、響くものが無かった。雪崩のことや登山用具、クライミング技術のお勉強にはなった。

  • 積雪期の登山の息苦しくなるような描写に、引き込まれた。
    自分のはトレッキングで、本当の登山は知識と経験が必要なものということが、少し恐怖を伴って、改めてわかりました。
    また、登山をする人には、それぞれ理由があるということも。

    何転もする、「真犯人」。
    オープンな密室。山は怖いです。
    人は生きる為に究極の選択をする…

    でも、やっぱり雪山に行きたくなる。

  • 2015/10/20Kindle版読了。

    雪崩に巻き込まれて亡くなった兄の遺品を整理していたら、ザイルに人工的な切れ目があった…
    一体何があった?


    …というところから始まる。

    途中、面白くて、やめられなくなった。
    最後まで、あ、そう来るか?という、こちらの読みを次々と裏切る展開が続くが、
    読み終わってみると…
    何だろう。何かが物足りない。

    緻密な感じがなく、逆にところどころ穴が空いていて、スースーした印象…
    そんなのアリ?と納得できないことが、幾つかあるからかもしれない。
    遭難した女性たちはもしかしたら…?
    という主人公の仮定も、あまりに酷すぎないか。
    それこそ山を汚しているように思えるが。

    話の筋は面白いし、よく出来ているのに。
    小説って難しい。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1981年、京都府生まれ。2014年に『闇に香る噓』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい! 2015年版」国内編3位と高い評価を受ける。著書に『生還者』『難民調査官』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『緑の窓口 樹木トラブル解決します』『サハラの薔薇』『法の雨』『黙過』『同姓同名』『ヴィクトリアン・ホテル』『悲願花』『白医』『刑事の慟哭』『アルテミスの涙』『絶声』『情熱の砂を踏む女』『コープス・ハント』『ロスト・スピーシーズ』などがある。

「2023年 『ガウディの遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

下村敦史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×