孤狼の血 (角川書店単行本) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA / 角川書店
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感想・レビュー・書評

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  • 昭和が終わる頃の広島を舞台に、極道の抗争とそれを阻止しようとする警察を描く物語。極道と警察官でも信頼関係が築けてたりもする。
    極道も警察も組織で様々な思惑が有り、抗争がどういう展開になっていくのか、ハラハラドキドキして読み進める感じ。

  • やくざのお話。
    悪徳刑事?の大上がやけにかっこいい。
    大上2世となった日岡の今後も知りたい。

  • 凄い面白いがな‼︎読み進めるうちに引き込まれて行った。広島弁も岡山弁に近いから親近感。
    光と闇は表裏一体。綺麗事ばかりでは悪は取り締まれない。ヤクザが居ないともしかしたら、裏の治安は守れないのかもしれないし、警察と持ちつ持たれつの関係もわかる。読んでると、警察の世間体ばかり気にする世界より、仁義を重んじる一之瀬とかチャンギンとかに肩入れしてしまった。尾谷組長なんて、メチャ男としてカッコ良い。
    何にもまして内部にも敵を作りながらでも自分のやり方で悪と対峙していく大上の生き方が男前すぎて惚れそう。最後のどんでん返しには驚いたが組織の力になびく事なく大上の意思を貫いた日岡にも感動した。女性が書いたとは思えない骨太の小説だった!読んで良かった‼︎

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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