決定版 インダストリー4.0―第4次産業革命の全貌 [Kindle]

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  • 【B2B市場を劇的に変える第4次産業革命】

    A.「インダストリー4.0 」とは、かつての第1~第3 の産業革命に続く“第4 の産業革命”。ネットワークで情報をつなげ、コンピュータ、人工知能を活用して、生産や流通などの自動化を最適なレベルまで引き上げるという試み。

    B.インターネットを活用してネットワーク化を進める、上記の動きが今、欧米で大きな潮流となり始めている。
    ・ドイツは、2013 年より政府主導で「インダストリー4.0 」を開始。工場など、ものづくりの現場のスマート化を目指す。「国中の工場を連結させる」のが究極のゴールだ。
    ・米国では2014 年、シリコンバレーの企業が「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム」を設立。広く産業全体をスマート化しようとしている。

    C. ドイツ、米国の取り組みは、ビジネスモデルを大きく変える。
    ・多品種少量生産、消費者の「オーダーメイド」が主流になる。
    ・製造業は、製品を売れば終わりではなく、「アフターサービス」で付加価値を高めるようになる。

    D. ドイツがインダストリー4.0 を始めた理由の1 つとして、米国のIT 企業への危機感がある。自動運転車の開発を始めたグーグルなど、IT 分野の巨人がものづくりの世界に進出すれば独企業が米国IT 企業の下請けになる、そんな危機感がある。

著者プロフィール

尾木 蔵人(オギ クランド)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社  国際アドバイザリー事業部副部長
(監修)
1985年 東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。ドイツ、オーストリア、ポーランド、UAE、英国に合わせて14年駐在。日系企業の海外進出支援に取り組み、2005年ポーランド日本経済委員会より表彰。日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)出向。2014年4月より現職。
企業活力研究所ものづくり競争力研究会 委員、日本経済調査協議会 カーボンニュートラル委員会 主査。経済産業省ものづくり分野における人工知能技術の活用に関する研究会副主査(2017~18年)。元ドイツ連邦共和国 ザクセン州経済振興公社 日本代表部代表。著書に『決定版インダストリー4.0』『2030年の第4次産業革命』(東洋経済新報社)がある。


「2023年 『「超スマート社会」への挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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