バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]

監督 : 細田守 
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021144773

感想・レビュー・書評

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  • メルヴィルの白鯨を読んでから、バケモノの子を観る日が来るって、あの夏には思わなかった。センテンス覚えててん、それだけのことやのに、何だかとても嬉しかった。

    自分がここまで成長して来れたのは、色々な人との関わりがあったからだという思いが無くなって来ると、人間の胸にのみ宿る闇を黒く大きくさせてしまう。

    知らないことを、もっと知りたいと思わせてくれる子に出逢うのもその子のチカラ。
    日常の中で、自分がどういうふうな態度を持って日々を眺めてたり、人と出逢ったり別れたりしてるかに大切なことってあって、一大決心とかじゃなく、そういった日常の眼差しが、未来を形作ってくんじゃないかな。

    細田パパ、言いたいことが沢山あるのは解ったよ、次作、期待して大丈夫?

  • 母を描いたから次は父。
    というのはわかるけど、こりゃ映画として破綻しているし、悪い邦画のセオリーをことごとく守っている駄作だ。

  • ハラハラしないし、泣けもしないし、面白くなかった

  •  母を亡くし、離婚した父はどこにいるか分からない少年は、バケモノの世界に迷い込む。そこいいた熊徹は少年を弟子にしようとする。

     うーん。映像や役者さん達の演技はいいのだが、なんか話に乗れなかったなぁ。
     前作『おおかみこどもの雨と雪』とが母と子の物語であったのに対し、今回は父と子の物語で、途中まではすごくよかったのだけれど、終盤なんかとっちらかっちゃった感じがあるなぁ。。。これじゃ親離れにならないしなぁ。。。
     あと格闘シーンがダメ。もっとかっこよくないと。。。

  • うーん、よかった…けど、うーん。正直、サマーウォーズが一番好きかな、やっぱり。
    細田監督って、どんだけ親という生き物に、幻想抱いてるんですかね。おおかみ〜で、母親にプレッシャー与えたと思ったら、次は父親ですか。
    親なんてね、子供が1歳なら、親も1年生なんですよ。
    どうやって育てたら、『いい子』に育つかなんて、親だって分かりません。子供の頃思ってたより、親の年齢になったって、自分は子供のまま、なんも分からん、頼りない大人になりましたから。
    私は親の育て方と、元々の気質のせいで、12年うつで苦しんでますけど、学年20位以内に入らなきゃいけない、とか、習い事6個通わせられたりとか、そんな子供時代でしたよ。
    親のこと、恨んだりもしました。こんな風に育てなければって、完璧を求められなければって。
    でも、習い事しまくったおかげで、私はまぁまぁ字も綺麗だし、絵も好きだし、水泳もまぁまぁ得意です。それで、いい思いもいっぱいしてます。
    自分の子供は、私みたいになってほしくないって思います。
    でも、だからって、じゃあどう育てればいいのかなんて、全然わかりません。熊徹も、猪王山も、私には一番の育て方とは思えないし。
    猪王山は、ずっと息子が人間とは言わなかったけど、あれは、彼が一番、息子を人間というバケモノと思ってたからじゃないかな、と深読みしてしまいました。
    熊徹も、あの闇は、彼が晴らしていいものでしょうか。楓ちゃんの言うように、自分でなんとかしていくものでしょう。親なら、自分でなんとかする方法を教える、もしくは、何ともならないものなら、どうやって付き合っていくか教える、ものだと思います。
    楓ちゃんも、自分で自分の人生を決めるんだ、みたいなこと言いますが、そんなことはありません。月並みな言葉だけど、人は独りでは生きていけませんから。
    沢山の他人の中で、お互い支えあって生きているのが私たちです。おかげさまの気持ちを、忘れてはいけません。もちろん、親にもです。
    てなかんじで、私はどうも脚本が、本当にいい親を描いてるとは思えませんでした。感動はするんですけど。最初のあたりは、千と千尋のパクリにしか思えないし。

  • 感動はするけど、何か物足りない感じ。

著者プロフィール

1967年富山県生まれ。91年東映動画(現・東映アニメーション)入社。アニメーターおよび演出として活躍後、フリーに。『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(09年)を監督し、国内外で注目を集める。11年には自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。監督・脚本・原作を務めた『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)はいずれも大ヒットとなり、『未来のミライ』(18年)ではアニー賞を受賞、米国アカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされ世界中で注目を集めた

「2021年 『角川アニメ絵本 竜とそばかすの姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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