ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~ (光文社新書) [Kindle]
- 光文社 (2015年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (357ページ)
感想・レビュー・書評
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多糖類は糖が結びついたもの。
食べるとすぐに糖になることは理解できます。
精製された白米を食べるようになったのは最近のことであり、これらと清涼飲料(含まれる糖の量を見てしまったらとてものめない)が病を増やしている可能性がある、カロリー管理を行っても、そこに白米・パンが相当量組み込まれているのであれば、砂糖が相当量含まれることを意味している。
ここまでも理解。
砂糖単独であれば苦しくて食べられない(胸やけする)けれど、白米であれば丼で食べられる。ここが問題。
「三食しっかり摂って栄養をつけましょう」←これが誤りであり、砂糖(白米)を制限すれば、糖尿病やがんであっても克服できる可能性がある。
「三食しっかり摂って、薬でずっとコントロールしていきましょう」
という今の医療方針に反する学会発表に圧力がかかるところ、先生方のグループを非公開にしなければならないほどの圧力は何か。
「現代医療の光と影」「医療ビジネスの闇」「薬が病気をつくる」など、今年読んだ本の内容と全てつながってきます。
テレビでやっている健康番組は番組本体が医療ビジネスのCMです。
白ごはんを食べるとき、日本人でよかったな~、と心から思うのですが、ちょっと残念です。
白米だけは輸入できない(海外のはおいしくないから)。これだけは守りたい。守りきれなくなったとき、海外からわけのわからない遺伝子組み換え米が入ってくる可能性があり、恐ろしい。守っていきたいものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アマプラで流し読み、気になったところだけ
白米はのどを過ぎれば砂糖の塊
いわば強烈なドラッグ
糖質の否定は現在常識になっている栄養学の知見に大きく反する。しかしこの、常識の方が怪しい
過去のある時代の病などの流行の陰に糖質あり
しかし、この糖質否定を社会的なムーブメントにしようとすると産学界でポジションが揺さぶられる人があまりにも多いんだろうなあ。
農業関係者、製薬会社、医者、学者etc
まさにタレブのskin in the gameだ。
(そいつの発言ではなく、そいつのポートフォリオに目をつけろ=糖の消費が儲けにつながる人たち )
あとは糖質の元になる米や小麦なんかは生産コストが肉類よりも圧倒的に安くて流通しやすいというのも、糖質や今の栄養学神話を覆せない圧力になりそう。
今の糖尿病治療→コメ食え、砂糖とれ、薬飲めのループ マッチポンプ
人間のエネルギーはブドウ糖ではなくケトン体が望ましい。糖は麻薬で忌避されるものだという主張も、数十年後にはとんでもない理論だと言われるのかもしれない。
医療や生物といった数学のような完全なロジックを立てることが難しい分野は一つの意見に肩入れし過ぎないのがいい付き合い方だろう。
それでも糖の忌避は総合的に考えて支持する方向ではあるし実践していくが。 -
糖質をカットするというシンプルな主張がわかりやすい。
学会とのやりとりがドラマのようで面白い。
エビデンスレベルの解説が信憑性を高めている。
参考文献が多く、興味の深掘りにつながりやすい。 -
科学的なアプローチを期待したが、産婦人科医として妊娠糖尿病に対するケトン体の役割がメインの内容で物足りなさを感じた。
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アトピー治癒のために、船瀬俊介さんの「3日食べなきゃ7割治る!」と併せて読んだ本。
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医学会への批判が長いので飛ばし飛ばし読みました。
糖質制限やろうと思いました。
体調がよくなるか楽しみ。 -
×カロリー制限 ○糖質制限
ブドウ糖からだけでなく、脂質からもエネルギーがつくられる。今のように飽食の時代でないとき後者からエネルギーはよくつくられ使われていた。人類の歴史から見ればそちらの方が身体に合っている。今の『バランスの良い食事』は炭水化物はとりすぎ。
血糖値が高い糖尿病の人のケトン体が高いので問題視されていた。しかし、それは逆。血糖値が高いから下げようとしてケトン体が増えたのだ。
糖尿病はインスリン注射やカロリー制限ではなく、血糖値を下げるために糖質制限すること。
糖質制限をすると脂質からエネルギーをつくり、その際ケトン体が増えるが、全く問題ない。
糖質制限は糖尿病だけでなく、様々な病気の予防になり健康に暮らすことに繋がる。
と言った内容です。
分母が少なく経験則か?と最初は思いましたが、話は理論的で、論文の統計処理も見直しており、真実のように、私は思えました。
大変興味深く、良書でした。
ただ、肉食は大腸がんを増やすことはすでに証明されているので、糖質制限をし、肉を増やす方は、大腸がん検診をした方がいいかもしれません。大腸がんは初期なら命を落とす可能性は低いですが、症状が現れにくいので。大腸カメラをやれば問題ないと思います。 -
胎児のケトン量や、妊娠時の糖尿病の症例など、目から鱗な内容が多かった。
良書だと思う。 -
なんとなく理解しているつもりだった「糖尿病」「糖質制限」といった言葉をきちんと理解することができたと思う。