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感想・レビュー・書評
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#読了 不気味な空気の中、押し絵の煌びやかな存在感が浮き立つよう。面白かったです。
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昭和前期の戦争前の怪しい雰囲気が出てる。
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8月のブンゴウメールで読みました。
男かはたまた私たちか━どちらがおかしいのか…
なんとなく、その時代なら、あってもおかしくない怪異に思えてくる不思議。 -
あまり馴染みのない世界観、でも嫌いじゃありません。本文を借りて表現すると、この世の視野の外にある別の世界の一隅を隙見できました...って感じです。いま『ゲゲゲの鬼太郎』が放映中ですが、鬼太郎の言う「見えてる世界が全てじゃない」の一端ですね。解明できないものを信じるか?信じないか?そしてどっちを選んで生きた方が楽しいか?色々とイメージが膨らむ作品です。
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江戸和乱歩の怪奇(?)小説。
押し絵を携えて旅する老人の、押し絵にまつわるお話。
アマゾンのオーディブルで聞いたので、老人の語り口のくどさが耳についたり、冒頭の蜃気楼の話が長いなあと感じたが、全体的に幻想的な雰囲気が出ていて興味深かった。 -
★3.5。
段々と引き込まれていく展開、結末の哀しさ。短編小説の魅力が詰まっている良作です。結局誰も幸せになれなかったのか、それとも必然の運命なのか、実のところあまり手に取ったことのない作家なんですが、やるなぁと感心しきりです。 -
どんどんひきこまれていった。
不思議で、うらやましいような、切ないような、怖いような、美しいものを見たような、おぞましいものを見たような。
読後は複雑な気持ちになった。 -
その生きた瞬間の人形を、命の逃げ出す隙を与えず、咄嗟の間に、そのまま板にはりつけたという感じで、永遠に生きながらえているかと見えたのである。
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不気味…人間椅子と違った不気味さ。