一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 星4.3 アンケートを元に書いてあり、全ての内容が腑に落ちたし、是非とも真似したいと思った。感動する内容も多かった。漠然とこんなふうにしたい(自由放任、でも放任すぎていいのかな?など)と思っていたことの言語化が全てされていて、手元に残して置いてもいいかもと思った良書!

  • ・「目次を読めばわかる/理解より実践が必要」シリーズ
    ・自己実現できている人と偏差値だけ高い人を比較し、1流の育て方として7大方針55箇条として整理。
     #子供に決定させ、目標を決定させ、挑戦させ、サポートする、真剣にならなければ叱る、失敗から教訓を学ばせる
     #「迷惑をかけるな」より「役に立て」
     #視野を広げるための機会/選択肢を与える
     #書く習慣を身に付けさせる
     #よき聞き手となり、「なぜ」から深める
     #現実を教える(競争社会、学歴効果…)
     #親の振る舞いで導く(言行一致、プロ意識…)

  • =目次=
    はじめに 子どもは親のどんな教育方針に感謝している?
    第1章 「主体性」を最大限に伸ばす 自分を知り、自分で決められる力を育てる
    第2章 「視野」を広げ、天職に導く 選択肢を増やし、得意分野に進ませる
    第3章 やり抜く力「グリット」を育む 真剣に挑戦させ、簡単にはやめさせない
    第4章 一流の「コミュニケーション能力」を磨く 人から信頼されるために必要なコミュニケーション能力の本質
    第5章 これで自分から「勉強」するようになる 放任や強制より、「動機づけ」が大切
    第6章 「勉強以外の勉強」をさせる テスト勉強より、「しつけ」こそが一生の財産に
    第7章 「無償の愛情」を感じさせる 最も大切な親の仕事


    =本著書を読んで感じたこと=
    著者の父親が言っていたことをの一つである「主体性」について改めて考えさせられた。
    自分は何が好きで、何をしたいのか考えたことがあったかと振り返るとそんな多くはありませんでした。

    また、「自分で決めたことだからこそ、真剣に反省し努力し続けることができる。」習い事や部活でのことから読んで確かにそうだなと感じている。

    すべての親、学校の先生、教育者のみならず、主体的に生きたいビジネスパーソンに向けた一冊。

    個人的な見解として、日本人は受け身な方が多いと思う為、本書で少しでも自主性に対するイメージを明確にできたらと思うし、そうしていきたい。


  • ※【この本の特徴長年】 にわたって 何度 読み返し ても 普遍的 な 教訓 を 与え て くれる、「 親 の 教科書」 を コンセプト と し て いる

    <第1章>「主体性」を最大限伸ばす

    最も 重要 な 育児 方針 は「 自主 放任 で 主体性 を 伸ばす こと」 という 回答 が 圧倒的 に 多かっ た

    一流 の 人材 は 周り に 流さ れ ず 自分 の 確固たる 基準 で ぶれ ない 判断 が できる し、 他人 と 自分 が 違う こと に 不安 を 感じ ず、 自信満々 に リスク を 取っ て 決断 し て いく。

    「 自分 にとって 何 が 大切 で、 自分 は 何 が 好き なのかを 常に 問い 続ける 教育」
    「自分 は 何 が 好き で、 何 を し たい のか 考え なさい」 と 幼少 期 から 促さ れ、 自分 を 見つめる 習慣 が 身 に つい て い た と いう。

    子ども が「 親 に 無理やり やらさ れ て いる」 と 思っ て いる うち は、 何 を やっ ても 主体的 に 取り組ま ない

    私 は、
    「 親 が 知ら ない こと や わから ない こと は、 子ども の 自主 性 に 任せる」
    「 子ども に 反対 し た こと が 間違い だ と 気づい た とき は、 即 それ を 認め 撤回 する」
    という こと を 常に 意識 し て き まし た。

    父親 の 言っ て い た「 夢 の ある 仕事、 人 の 役に立つ 仕事」 を 選択 の 基準 に し て き て、 いつも それ が 正解 だっ た という の です。

    自分 で 選ん だ もの なら、 途中 で やめ た として も、 努力 不足 や 責任感 や 慎重 に 判断 する こと の 重要 さを 教える こと が でき た
    親 が 子ども の 身の回り の 仕事 を すべて やっ て しまう と、 その とき は 段取り よく 物事 が 解決 し ても、 長期 的 には 子ども を ダメ に し て しまい ます。
    過保護 の 最大 の 問題 は、 失敗 を通じて 学ぶ 機会 を 子ども から 奪っ て いる 点 です。
    いわゆる「 地頭」 や「 主体性」 や「 積極性」 の 育み を、 親 の 過保護・過 干渉 が 阻ん で いる という のは、 この 項 の 学生 さん たち が 言及 し て おら れる とおり です。「 真 の 愛情 とは 厳し さを 伴う もの」 とは、 よく 言っ た

    私 が 周り の もの に 振り回さ れ て 自分 を 見失っ て いる と、 とくに 父 から よく 叱ら れ まし た。 常に 自分 を 中心 に 置き、 自分 が 周り を コントロール する くらいの 気概 を 持つ べき だ と 言わ れ まし た。 自分 を 見失いそう に なる とき、 私 は この 言葉 を 思い出し て 原点 に 戻り、 自分自身 を 立て直し て い ます。


    自分 で 考え、 行動 する 主体性 を 身 に つけ させる うえ で 大切 なのは、 私 たち の 社会 に 蔓延 し がち な「 同調 圧力」 に 負け ない 子育て を する こと です。 アンケート でも 多く の 学生 さん が、 ご 両親 が「 他人 と 違う ことを 恐れる な」 と 教え て いる こと に 勇気づけ られ ます。

    「 自分 の 考え は 何 か」「 自分 は 何 を す べき か」 を 自分 で 決める 習慣 こそ、 主体性 の 根本 だ から です。

    だから「 迷惑 を かける 人 に なる な」 より「 人 の 役に立つ 人物 を 目指せ」 という 教育 を し て くれ た 親 に 感謝 し て い ます。

    一芸 に 秀で て いる 人 は、 他 の こと は それほど でき なく ても、 人間的 に 自信 が 備わっ て い て、 うらやましい ほどに 充実 し た 気持ち で 人生 を 送る こと が でき て いる よう です。

    幼少 期 から スポーツ や 一芸 に 親しま せる こと は、 子ども を スポーツ 好き に し たり、 部活 で 活躍 する きっかけ に なる という 以上 の 大きな 効果 が あり ます。 一つ の こと に 打ち込み、 継続 し、 上達 する こと で 自信 と 協性 を 学び、 主体性 や リーダーシップ の 基礎 が 養わ れる
    の です。


    自由 に 決め させる
    1. 自由 を 与え、 自分 を 探さ せる 子ども に 選択 の 自由 を 与え、 主体的 に 決断 をさ せ て い ます か?  
    自由 に 決断 さ せ なけれ ば、 自分 にとって 何 が 大切 で、 自分 は 何 が 好き なのかを 見つけ らませ ん。 結果的 に、 他人 に 決め て もらわ なけれ ば 何 も 決め られ ない、 受け身 の 人間 に なっ て しまい ます。

    2. 子ども に 目標 を 設定 さ せよ う 子ども に 目標 を 設定 さ せ て い ます か?
      親 が 上 から 目標 を 押しつけ ても、 子ども は 本気 では 頑張り ませ ん。 子ども が 自分 で 目標 を 設定 し た とき の 頑張り は、 まさに 別人です。

    3. 進路 に関し、 子ども の 意思 を 尊重 せよ 子ども の 意思 を 尊重 し て い ます か?
      進路 など 重要 な 決断 に関して 子ども の 意思 を 尊重 し ない と、 親子 関係 に 大きな 禍根 を 残し ます。

    4. 自主 性 は 尊重 し ても、 アドバイス は 十分 与える 子ども に アドバイス を 十分 与え て い ます か?  
    自主 放任 と、 単なる 放置 は 大きく 異なり ます。

    5. 選択肢 を 示し、 最終 選択 は 子ども に 任せよ 子ども に、 適性 を 考慮 し た 選択肢 を 与え て い ます か?  
    ただし 選択肢 を 押しつける のでは なく、 最後 は 子ども に 選ば せ ましょ う。

    6. 過保護 に 育て ない 過保護 に 育て て い ませ ん か?
      過保護 は 長期 的 に 見 て、 子ども の 成長 力 を 著しく 阻害 し ます。 子ども を サポート する こと と、 過保護 に 陥る こと の あいだ に ある
    ある 絶妙 な バランス を 取る のも、 親 の 大切 な 判断 です。

    7. 個性 を 尊重 する 子ども の 個性 を 尊重 し て い ます か?
      周り と 合わせ させ すぎ ず、「 人 と 違っ て いい」 と 教える こと で、 周り に 振り回さ れ ず に 自分 で 考える 強 さが 身 に つき ます。

    8.「 人 に 迷惑 を かける な」 より「 役に立て」 「迷惑 を かける な」 とばかり 唱え て い ませ ん か?
      最低限 の マナー や 礼儀 を 持つ こと は 大切 です が、 あまり 強調 し すぎる と、「 大志」 を 育て られ ませ ん。

    9.「 小さい こと」 から 自信 を つけ させる 子ども の 自信 を 育ん で い ます か?  
    何 か 一つ でも「 自分 は できる」 という 自信 が、 他 の 分野 での 全般 的 な 主体性 や 積極性 に 直結 し ます。





  • 自分の子育ての考え方と合っていたので安心。

    時々再確認しながら子育てをしていこうと思う。

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著者プロフィール

ムーギー・キム
京都大学経営管理大学院博士課程にて、日本と韓国を含めた企業の社会的責任(CSR)を研究中。投資家・コンサルタント・実業家。京都府生まれの在日コリアン3世。
慶大総合政策学部卒後、INSEAD(フランス・シンガポール)にてMBA取得。在学中は上海のCEIBSに交換留学。大学卒業後は、欧州系・米国系の金融機関およびコンサルティングファームに勤務し、日本および韓国のプロジェクトに多数参画。香港移住後は、日本および韓国を中心としたアジア一帯でのプライベートエクイティ投資業務に転身。その後シンガポール勤務、INSEAD留学、日本と韓国でのバイアウトファンド参画を経て、シンガポールおよび東京で起業。
ビジネス書作家・コラムニストとしても知られ、主著の『最強の働き方』(東洋経済新報社)、『一流の育て方』(ミセス・パンプキンとの共著、ダイヤモンド社)などは各国で翻訳され、著作の累計部数は国内外で70万部を超える。また、元駐英・駐日全権大使である羅鍾一教授の著書の邦訳などにも携わる。

「2022年 『京都生まれの和風韓国人が40年間、徹底比較したから書けた!そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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