天才スピヴェット [DVD]

監督 : ジャン=ピエール・ジュネ 
出演 : ヘレナ・ボナム=カーター  ジュディ・デイヴィス  カラム・キース・レ二―  カイル・キャトレット  ニーアム・ウィルソン  ドミニク・ピノン 
  • ギャガ
3.54
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921402576

感想・レビュー・書評

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  • 「パーフェクトファミリー!」

    一見バラバラに見える家族でもキチンと個々が繋がっている
    だからこそ各々が自分のやりたい事を自由にできるのだと思います
    腹を立ててしまうのは家族にではなくノートを食べてしまったヤギとかだけ
    みんながみんなを信頼し信用している
    TSにはそれがまだ理解できないでいるのだ
    彼は人の気持ちを計算して答えを出そうとしているのだからわかるわけがないのさ
    この家族じゃなおさらなのだ
    心で感じて心で判断しなければね

    なんだか久しぶりに嬉しい映画に当たりました
    なんとなく録った映画
    何も知らずに見始めたら心が柔らかく暖かくなりました
    何にでも言えるのですが本でも映画でも音楽でも、何も知らずに見て聴いて「あぁ、いいなー」と思うとき
    良い出会いだな〜と思うのです
    知らないことって素晴らしい!

  • WOWOW/フランス・カナダ合作/2013年/ジャン=ピエール・ジュネ監督/

    ナレーションをたっぷり入れたコミカルさが洒落ていて楽しめる。映像でもかなり遊んでいるが成功している。ジャン=ピエール・ジュネ監督らしいところだろう生まれる時代が100年遅かった時代遅れなカウボーイの父と昼と夜くらいに性格が違う昆虫の研究に夢中な母といった言い方。最後は家族人情噺になる。

  • モンタナでカウボーイの父と昆虫博士の母、そしてアイドル志望の姉と暮らすスピヴェット。天才ゆえに周囲から浮き気味の彼は、双子の弟が事故で死んで以来、家族とも打ち解けられずにいた。そんなある日、スピヴェット宛てにに1本の電話が掛かってくる。

    設定がすごくよくて、天才少年の苦悩と大陸横断の冒険の旅とベアード賞の受賞式とワクワクする設定のオンパレード。
    天才ぶりのエピソードはそんなにないのだけども、この天才スピヴェットを演じるカイル君は本物の天才で6ヶ国語を操り、武道の達人。
    その所作から知性と力強さを感じさせるバランスのよさが理想的でほんとに見ていて楽しい。
    そしてクライマックスに彼を食い物にしたい大人たちの持ち上げ方を、普通の子としてあくまでも普通に取り扱う器の大きな両親のスミソニアンの責任者とバラエティー番組の司会者への強烈な一撃がスピヴェットの苦悩をスッと回収してくれるようで大きな愛に包まれて終わるところがほんとにすばらしい。すばらしい作品です。

  • ジャン=ピエール・ジュネ監督、2013年、ベルギー。

    舞台はアメリカである(モンタナの大自然が素晴らしい!)。

    10歳の天才科学者(エンジニア)が、自分の発明品(半永久機関)が受賞した科学賞の表彰パーティーに参加するため、単身「家出」をし、貨物列車とかにタダ乗りしてアメリカ大陸を横断する。

    その間に巻き起こるエピソードが痛快で、やがてホロリとさせられるチャーミングな家族愛の物語。

    監督は「アメリ」の監督さんなんですね。独特のユーモア感覚と間が心地いい。

    1時間45分と若干短めの映画なんだけど、父から疎まれているという思い込み?や弟を死なせてしまったことへの悔恨、お母さんの業績など、あと15分を使ってもうちょっと描かれてもよかったかも。

  • 目から汗が止まらん……ストーリーも映像も音楽もめっちゃよかった……。TSをぎゅむぎゅむしたい。

  • おもしろいことはおもしろいんだけど、ちょっと設定に無理があるような気がする。

  • 10才の男の子が,大きなスーツケースを引っ張りながらニューヨークへ行くところ,ハラハラしどうし.スミソニアンにたどり着いてのあれよあれよの有名人へまっしぐら.親子の情愛,兄弟の絆もさらりと描いて楽しい作品.

  • モンタナの牧場で暮らす10歳のT.S.スピヴェットは1年前に一緒に遊んでいた納屋で双子の弟レイトンが銃の暴発で死んでしまった事に罪悪感を抱えながら、根っからのカーボーイの父と昆虫学者の母、アイドルを夢見る自称普通の姉に囲まれ暮らしていた。

    天才的頭脳を持つT.Sは永久機関(ただし、400年でパーツを交換)を発明し、権威ある賞を受賞する。スピーチはワシントンDCのスミソニアン協会で行われる。一度は断るものの、認められた嬉しさと自分の居場所を求めて、貨物列車に乗り、家出をして向かう事にする。
    旅の途中で色々な人に出会い、警察から逃げる時肋骨を負傷しながらも、なんとかスミソニアン協会へ到着。
    彼が10歳である事に驚きながらも、次長は大興奮で写真やテレビに連れ回すが、そこに両親が現れ、弟の事をようやく話し合い、家に帰る事に。

    映像が可愛いし、賢いけど変に捻くれてなくて、優しいT.Sや家族の関係が素敵。モンタナの草原や太陽、風、自然が雄大で綺麗だった。

  • 開幕すでに損なわれた家族がある。
    旅を経て再生する。
    旅の途上、同じく損なわれた大人たちとの出会いもあって。

    凡作じゃないかなーと思った。
    キッチュな演出を衒いすぎているのに食傷気味ということもあって。

    が、子を持つ身になって初めてわかる、問答無用に涙腺を刺激する終盤の場面があって、ただただ切り捨てることはできなくなってしまった。

    銃社会への強烈な皮肉(ジュネ監督のアメリカ嫌い)はまた別の文脈で。

  • 銃の事故で双子の弟を亡くした家族が、絆を取り戻すまで。
    映像がキレイ

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