行ってはいけない外食―――飲食店の「裏側」を見抜く! [Kindle]

著者 :
  • 三笠書房
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  • 毎日、口から身体に取り込む、食べ物。
    年齢を重ねるにつれて、「量は少なくてもいいから、多少、値段が上がってもいいから、良いものを食べたい」と思うようになってきました。
    そして、インターネット上の「食の安全」に関する情報を読みふけってしまう自分に、気づくことも多くなってきました。

    そんなタイミングで出会ったのが、この本。
    書店巡りをしていたら、文庫本として平積みされているのに気付き、Kindle版を探して読んでみることにしました。

    著者は”フードプロデューサー”として、これまでも何冊かの本を世に出しているというお方。
    外食産業の内情を踏まえて、どのような点に注意しなければならないかを、食材別に具体的に記述しています。

    最初に書かれているのが、「工場」で加工され店舗に配送される、食材の問題点について。
    大量の食材を加工し、衛生状態を保ったまま配送し、利用者の口に届ける。

    安く美味しいものを多くの人に提供する、という考えは尊重すべき部分があるかと思いますが、安全健康の視点で見るとずいぶん、無理なことをしているのだなあと、認識しました。

    その他、繰り返し書かれているのが、「揚げ物」についての問題点。
    これまでも積極的には食べていませんでしたが、この本を読んでますます、口にする回数が少なくなりそうです。

    個々の項目については、インターネット他でも目にする内容が多いかもしれません。
    また、「なぜ身体に良くないのか」の説明については、深掘りして欲しい部分も散見されました。

    しかし、「今、口にしようとしている食べ物」について、あらためて「このまま食べ続けて良いのか」と考えるきっかけになる、という意味で有用な本だなあと感じました。

    自分の身体は、自分が取り込んだモノから出来上がっている。
    食についてはこれまであまり、関連図書を読んできませんでしたが、これを機会に意識して読み込んでいきたいと思います。

    『座らない!』 トム・ラス
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4105069217
     
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著者プロフィール

フードプロデューサー 一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事

「2019年 『本当は怖い! こんな「長持ち食品」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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