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感想・レビュー・書評
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難しい問題。社会勉強。
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自分に差別意識がないとは思わないが、少し前の世代はもっとその区別が厳しかったのだろうなと思った。その上の世代の方が、韓流ドラマとかにはまっているわけだから、単純ではないのだろうけど。
日本は田舎社会というか、村なんだね。俺とあいつは同郷だから身内、そうじゃない奴はよそ者という区別が明確なのだろう、と。コロナによっておかしくなっているグローバル社会がいいとは思わない。ただ、身内とよそ者をはっきり分ける世の中というのも、ちょっと息苦しいな。在日とか、なにかそういうのが表面に現れた問題である気がする。
在日の親世代を小説にした『月を抱いて 海に眠る』を読んだときに思ったのだけど、そちらの側で物事をみると、半島から日本にくるというのは、その当時は命懸けの側面はあったにしても、稼げる都会にいってみようかという感覚としてもとらえられるんじゃないかと思ったものだ。東京と大阪や九州、北海道くらいのちがいと何がちがうのだろうか、と。もう少し協力しあえた方がお互いのためになると思う。本書の後半に出ていた新しい世代のスポーツ選手や芸能人が、そうした肯定的な社会の変化を表しているなら、少し前進と思うのだけどね。 -
週刊現代2016年5月7日・14日号 記事
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