踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽 (NHK出版新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 昔から日本人は案外と踊る人々とわかる本です。昭和歌謡の末であるアイドル界隈に、観客が演者の真似をするフリコピって文化があるのは、必然なのかもですね。

  • 主として昭和からの日本で流行した音楽について、「踊る」ことを中心に論じられています。軽い読み物かと思ったら意外と深く、この時代の音楽を聴きながらでも読まないと入っていけない排他性も感じました。これらの音楽を知っている世代ならば楽しく興味深く読めるのではないかと思います。日本のメディアの音楽という部分について、「鑑賞」であるロックやクラシックは省き、あくまで「踊る」ドドンパやディスコ音楽に集中して、それにまつわる歴史や仕掛け人、その時代の若者の感性を知る意味では、非常に勉強になりました。今の音楽業界にも通じる部分もあり、その背景がわかるという意味でも、今後の新しい音楽に対して興味を持って接することができるようになると思います。

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著者プロフィール

大阪大学大学院人文学研究科教授

「2023年 『東欧演歌の地政学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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