幽落町おばけ駄菓子屋 晴天に舞う鯉のぼり (角川ホラー文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2016年4月23日発売)
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感想・レビュー・書評
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桜咲き鯉のぼりが舞う春の季節に浮世の人・彼方君と常世の者・水脈さん&猫目ジロー&真夜の四人が異彩を放つゲスト達と共に悩める者達のケガレを払い助ける人気ユーモア・ホラー連作短編集の6冊目。『せめてひとめだけ』怖すぎる元医師・都築が患者を苦しめる枕の謎に挑む!『ぼくのふるさと』彼方君の帰省と千葉県の甘味処自慢と旅人・忍の動物助け。「きみのふるさと」はさだまさしの歌。『そらをおよぐ』紙芝居屋・蘇芳が手製鯉のぼりの憂いを晴らす話です。『せおったもの』都築&馬鹿力でスマホを壊しかねない忍のコラボによる呪いの家調査。
元医師・都築は冒頭から彼方君を無理矢理ハーレーで誘拐拉致するは犬呼ばわりするはでもう本当におっかなくて危なすぎますよね。それに比べたら毒舌の黒猫ジローや「ござる」口調の執事・真夜や甘味大好きな旅人・忍や子供達に人気の蘇芳は可愛らしいものでしょう。そして龍の化身・水脈さんも野郎なのですが常にオネエ言葉を貫きますから実質は女子と変わりないですよね。でも彼と接する人達が「にいさん」「あんちゃん」ときっぱり呼んで決して間違いませんから、タイプは違いますが同じ「み」で始まる美川憲一さんと似ているのかもしれませんね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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