痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか [Kindle]

著者 :
  • 太田出版
3.43
  • (1)
  • (1)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 40
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (257ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アダルトビデオを中心としたエロ表現の現代史。
    出版が2016年。痴女の誕生とタイトルがついているが、むしろ痴女が拡散して、痴女的な表現が一般的になっていった過程が書かれている。時代ごとにテーマが立てられ、最終章は男の娘。本が書かれた時代に最先端だった。
    本書で何度も言及される強い女を描いていた、二村ヒトシ監督が最後に女装美少年シリーズに行き着く。

  • アダルトビデオの現代史。

  • エロは全ての源。よくぞいろいろ発明したものだ、と驚かされるし、人間の欲望が原動力となった時、その創造性は無限大なのだなぁと感動すら憶える。

  • AV(というジャンルに限定してはいけないのだろうけれど)の研究という意味で資料としての価値は高いと思われる。しかし、テーマの変遷について筆者の見解が示されているが、これがあまり心に迫って来ないところが残念。男性の視点にとどまってしまったのが原因ではないかと感じた。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1967年埼玉県生まれ。ライター、アダルトメディア研究家。
美学校考現学研究室卒。主にアダルト産業関連をテーマに執筆。特にエロとデジタルメディアの関わりや、アダルトメディアの歴史の研究をライフワークとしている。AV監督やカメラマン、漫画原作者、トークイベントの司会者などとしても活動。
主な著書として『痴女の誕生――アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか』(2016年)、『巨乳の誕生――大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか』(2017年)、『日本エロ本全史』(2019年、いずれも太田出版)、『AV女優、のち』(角川新書、2018年)、『ヘアヌードの誕生――芸術と猥褻のはざまで陰毛は揺れる』(イースト・プレス、2021年)などがある。

「2023年 『日本AV全史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安田理央の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×