風の歌を聴け (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹のデビュー作。このころからの文体は今に至るまで一定のリズムが有る。ごく普通の主人公、倦怠感、女性とのSEX、等。
    バーで友達になった、小説家鼠との交流がメインに描かれている。

    ハートフィールドという作家がお気に入りで、墓参り迄行ったという。こだわりがすごい。

  • 想像力が追いついていない。
    「なんとなくオシャレ」という感じだけはわかる。日本の、普通の大学生の話の話だけど、どこか異国での生活風にも感じられる。

    村上春樹の小説は、ノルウェイの森と、海辺のカフカをだいぶ前に読んだけど、それらよりも短い小説なので、状況の把握ができていないとすぐに終わってしまった。

    もっとこの小説の良さを楽しんでみたいので、また時間をあけて読んでみます。

  • 【鼠3部作①】
    鼠三部作をさかのぼって読もうと思って。
    いかにも村上春樹な本。

    『ひどく暑い夜だった。半熟卵ができるほどの厚さだ。』
    ⇒彼の比喩がすき。ふとカリフォルニアの生ぬるい風を思い出す

    『私は貧弱な真実より華麗な虚偽を愛する。』
    ⇒まるで春樹さんの作品の美学を表しているよう

  • 僕と鼠とツンデレと、決して戻らない夏。

  • 2回目再読。
    青春を切り取った断片のような小説。ストーリーあってないようなもの。
    主人公は冷たいようにみえる。人を愛せないのでは。。。

  • 再読。大学生夏の帰省のワンシーンと過去の恋愛回想がオーバーラップ。故郷である神戸の描写がアメリカナイズ。ビール。フライドポテト。

  • 「強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ」(P121)

    生きることの苦しさ、でも、それでも前をむいて生きていく人たちの強さ(の振り?)、という、村上春樹の小説に脈々と継がれていくモチーフの原点とも言える小説。

  • やっぱり、分からない。久しぶりに村上春樹作品を読んだけど、やっぱり、分からない。

    皆さんのレビューを読んで、はぁ…なるほど、そういう深読みの仕方、理解の仕方があるんだなぁ…と思ったものの、私は独力ではそこまで理解も咀嚼もできない。

    人生経験の問題なのか、読解力の問題なのか、理解力の問題なのか、想像力の問題なのか…。はたまた、単純に私がアホなのか…。

  • 意味不明。ぼくに村上春樹は早かったようだ…と思ったら、この話は村上春樹の作品の中でも特に意味不明らしいから少しホッとした。

  • セックス描写のない村上春樹作品に珍しさを感じてしまうのが面白い。主人公と同い年になって読み直してみるとこの小説のすごさがわかる。こんな小説が書けるようになりたい。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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