ふしぎな部落問題 (ちくま新書) [Kindle]

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  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • 部落出身で部落問題について書き続けた方のいろいろな文章をまとめたもの。勉強になる部分が多くあった。
    部落差別だけがほかの差別と異なり、差別によって存在する差別であるというのはなるほどとおもった。部落問題の難しさはその運動自体が部落というものを前提として、「あってはならない存在を固定化するという矛盾をもっていた」
    戦後の同和対策事業は部落と部落民を際立てた。2002年まで。
    その一方で多くの人は隠したい、しかし突き止めようとする人が存在する。
    情報は書き換えられるインターネットの怖さ。鳥取ループとかいう謎の人。
    2章は橋本氏。3章はにくのひと。にくのひとはみたい。
    4章は大阪北芝のドラマ。ここも行ってみたい。

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著者プロフィール

1963年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。神戸新聞記者などを経てフリーに。著書に『被差別部落の青春』(講談社文庫)、『ホルモン奉行』(新潮文庫)、『はじめての部落問題』(文春新書)、『とことん!部落問題』(講談社)、『ふしぎな部落問題』(ちくま新書)、『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』(小学館文庫)、共著に『百田尚樹「殉愛」の真実』(宝島社)などがある。『カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀』で第33回講談社ノンフィクション賞受賞。

「2017年 『ピストルと荊冠 〈被差別〉と〈暴力〉で大阪を背負った男・小西邦彦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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