〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則 [Kindle]

  • NHK出版
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感想・レビュー・書評

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  • 「ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2016」の3位に入っていたのと、kindleの12月の月間セールになっていたので購入。

  • インターネット×大量のデータ×AIが生み出す未来を描いている本。未来像はわかりやすいが、訳するのが難しいのだろうな、カタカナ語が多くて馴染むのにちょっと苦労しました。

  • "私はこれからの数年で、自分の考えが大いに変えられることを期待している"という著者の言葉どおり、過去の常識にとらわれるくとなく未来を楽観的に俯瞰する手助けとなる本。

  • The inevitable という原題。インターネットの出現によって起きた変化は誰にも止められないということか。

    いま四十代くらいが最もこの本を読んで肌で感じるところが多いのではないかと思うし、それより上は恐怖を感じるかもしれないし、下の世代は歴史を読むことになるだろう。

    他のアメリカの流行り本と内容的にかぶる部分もある。基本、起きている事を記載している本なので、幅広くインターネット上で起きてきた事を知るのには良い本だと思うが、分量があるので(Wiredっぽいと言えるか)、まあまあ体力必要かも。

    出版された一年前のタイミングで手に取っていたらもう少し感覚的に違う印象だったかも知れないと思えるほど、今のテクノロジーの進歩が早い事も痛切に感じる。

  • wiredの元編集長が書いた、インターネットが普及した、その次の未来を描いた一冊。
    基本的はWiredの記事みたいな、世界が変わって行って、もっとすごい世界になっていく、ワクワクするお話が続く。アクセスの重要性、AIが普及した未来など。
    でも時々わかりにくいですね。書き方として、具体的な事例から抽象に入っていくことが多いから、説得力ありそうなんですけど、一方で細かい話を省いている。例えば持ち運びできるバッテリー持続時間の話とか、セキュリティの話とか。あとは、「どっかで読んだことあるなー」という話が多いのは事実。だから、すべて新しい話ばっかりでもないんでしょう。でもそういう情報が一冊にまとまってるのならそれはそれで価値がある。基本的には、楽しい本でした。

  • Wiredの初代編集長が予測する未来を描いた12の法則。どこかで見たことがある、読んだことがあるキーワードがしっかり網羅されており、かつ様々な人と会って得た知見や彼が過去に失敗した予想の話、いま予測する世界観は説得力がある。
    ただ、問題はひとつひとつのキーワードに対して深掘りしており、それに合わせた現象を描いているので、「総じてどうなのよ?」というか、複合的に12の法則が重なった時に起きる世界が分かりづらくなってしまっている。
    この本を読むことで、いま起きている技術革命が何を実現するかわかるが、それを元に自分の関係する業界や仕事がどうなりそうかは、様々なキーワードを元にクロスで考察する必要がある。
    その意味で、ちょっと難しく感じてしまう本ではあった。

  • 切り口としては面白いと思ったけど、正直読んでその先に思索を広げることはできなかった。

  • やっと、読み終わった、という感じ(笑)
    光る部分もあるが、冗長というのが正直な感想。
    これがiPhone登場の年に著されたのなら、恐るべき本なのだが、インターネットの話となると変化のスピードは早く、文章は明快でわかりやすいが、既知のことも多い。
    「クエスチョニング」「ビギニング」などの後半の章が面白かった。
    インターネットの登場によって、人類は過去を軽く凌駕する情報の洪水の中にある。この大きな流れが現実を作り、価値観を決めていく。突出した「個」の影響力は今までより遥かに分散されて、政治家やアーティストなどなど個人が決定し主導するような影響力は少なくなっていくだろう。
    読んでいるとこのインターネット以後の社会と個人が、なぜかハイデガーの世界内存在が頭から離れなかった。
    面白いと思ったことは、デジタルはそのまま消える(ハードディスク個体に保存されたまま)のを望ます、コピーされ拡散されていくことを指向と論じた点が、生物の遺伝子を増やそうとする行動と似ていると思った点。
    現在の眼には大きなシンギュラリティを迎えると感じられるが、未来から今を振り返るとどんな風に思うのだろうか?

  • 世間的にも話題だし、職場で話題にする人も多いので、読んでみた。

    原題は "The Inevitable" で、インターネットの隆盛によって始まったさまざまな「避けられない流れ」について 12の要素(11 + オマケ)を分析する。たしかに「世の流れ」というものはあるもので、古くは音楽業界が果敢にも流れに逆らおうとして手酷くやりこめられた「コピーする権利(本の中では Flowing)」がある。最近では、「プライバシーの消失(本の中では Tracking)」がこれにあたるかもしれない(この問題に関して著者の見解は比較的ポジティヴなものになっている)。

    全体的に「今」起きていることを変化として認識し、その変化の行方という形で未来を予測する。未来の話に賛成しても反対しても意味はないが、今起きている変化についてはしっかり捕えられていると思う。

  • あなたの将来の給料は、ロボットといかに協調して働けるかにかかっている

    相変わらずVBAを駆使した作業の自動化に取り組んでいます。こんなことも自動でやってくれたらいいな、と思いつつも、それをコード化するとなるとかなり骨が折れます。

    小さい頃から始めて経験を積んでおけば、もっと簡単に出来たのでしょうか。RPGツクールやってみたり、自分で考えたゲームのプログラミングに挑戦してみたり(結局作ったのは当時の同級生)、30万もするパソコンが家にあったり、プログラミングに触れる機会は結構あったのですが、それにハマることなく、今になって興味を持つ始末です。

    ユーキャンとかで訓練できたりしないですかね。

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著者プロフィール

現在は雑誌「Wired」の「上級一匹狼」という役職についている。1993年にWiredを共同で設立し、その創刊から1999年まで編集長を務めた。最近の著書としては、バイキング/ペンギン社から“What Technology Wants”という本を2010年10月18日に出版した。また、毎月50万人のユニークビジター(重複を除外した利用者数)があるウェブサイト「Cool Tools」の編集者兼発行人でもある。1984年から1990年まで非正統的技術情報の専門誌「Whole Earth Review」の発行人兼編集者だった。今も続くハッカーズ・カンファレンスの共同創設者であり、また、1985年に始まった先駆的なオンラインサービス 「WELL」 の設立に関与した。ベストセラーとなった書籍“New Rules for the New Economy”(邦訳『ニューエコノミー勝者の条件―ウィナー・テイク・オール時代のマーケティング10則』1999年、ダイヤモンド社)、分散化した創発的システムに関する古典的作品“Out of Control”(邦訳『「複雑系」を超えて―システムを永久進化させる9つの法則』1999年、アスキー)などの著書がある。
※ケヴィン・ケリーのブログ(http://www.kk.org/biography.php)で公開されているプロフィールを堺屋七左衛門が翻訳

「2012年 『ケヴィン・ケリー著作選集 1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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