- Amazon.co.jp ・電子書籍 (388ページ)
感想・レビュー・書評
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マハさんといえば骨太!って思ってたけど、この作品は割とほのぼの。
相手に自分の意思を伝える手段「言葉」は、使い方組み立て方によっては、人に感動を与えたり、感謝を伝えたり出来る素晴らしいもの。
スピーチで人の心を掴む!なんてまさに神業。
でもそれを凡人の私が上手く操れるかどうかというと...なかなか難しいねー。日々修業です...。 -
言葉の力ってすごい。
だけど、その力を駆使することはなかなか難しい。
スピーチライターという職業のお仕事小説。
スピーチライターは、言葉の力を駆使して人の心を動かす価値を創り出す仕事。伝説のスピーチライターに出会い、その職に魅了され、さらには転職してしまうOL二ノ宮こと葉の姿を描く。
こと葉は政権交代を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢される。言葉でいかに投票に結びつけるか、とてもスリリングな場面のはずなんだけど、今となってはちょっと時代背景が古くさくて入り込めず…。たった10年前なんだけどね。
冒頭の結婚式の話は泣けた。
もし結婚式でスピーチを頼まれたら、この本を読んでから臨むことにしよう。
特に「スピーチの極意 十箇条」はとても参考になる。
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仕事、恋愛、友情、家族の絆など、たくさんの要素が詰まった作品。
主人公、こと葉の成長物語です。
うーん…絵に描いたようなハッピーエンドすぎて…ちょっと白けてしまいました。
驚いたのは、由比ヶ浜決起集会でのワダカマの行動。
え、黒川のブレーンですよね?小早川陣営が勝つように動くのが仕事ですよね?
いくら今川厚志が友達だからって、自分の仕事を投げうってまで手助けしていいの?
ラストのワダカマとこと葉が結婚した結末は、無くてもよかったような気がします。
同じ職業に就く者同士、尊敬し合う間柄ってだけで充分じゃないかなと思いました。 -
再読
言葉の力。
思わずうるるっとなります。
言葉には魂が宿っている。
故に人は心を動かされもするのだろう。
言葉の力を過信することなく、
私も言葉を紡いでいきたいと思う。
本当に素敵な一冊。
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まず、この本で初めてスピーチライターという仕事の存在を知った。本で読んでいても会場の高揚感がわかるスピーチがたくさんあり、とても感動した。人を感動させるスピーチを練り込みそれを物語にしてしまうことにとても感動した。
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何よりもまず厚志くんが爽やかすぎて。
ライバルであるワダカマことの誠実さに打たれる。こういうカッコよさはずるいよなあ。
まさに、じわりと涙が込み上げてくる一冊。
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主人公が仕事にハマっていく様子が、会社でメキメキ頭角を表して来た新人を見ているようで、とても頼もしく思えた。
些細なきっかけって大切だなぁ。 -
人の心を動かす言葉遣い
友人に披露宴のスピーチを依頼されて手にした1冊
著者の原田マハ氏は叡知の人と呼んでふさわしい
<こんな人にオススメ>
・これからスピーチする予定がある
・人前で話するのに苦手意識がある
・著者の世界観を少しでも知りたい