かあちゃん (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 頑なだったり、心配性だったり、芯があったり無かったり、認知症を患ってしまったり、がんで残りわずかな人生だったり、、、

    様々な登場人物と、その母親の描写が読者の母親像達と異なるであろう点がまた魅力なんだろうと思いました。

    私もいつか母親になったら、この母親たちの行動の意味が分かるのかな。なんて思いました。今は子ども目線の見方ばかりしてしまっています。。。

    話に出てくる中学生の子どもたちの、自己解決しようともがく姿は不器用すぎて青春ってこんな感じだったかな笑 と懐古したくなりました。

    決して読みにくい本ではないけれど時間がかかってしまったのはフィクションさが垣間見れたからかもしれません。また読み返すとしたら、親になった後かなぁ。。。

  • 『母親って、何だろう?正解なんてないよね…。』自分が母親になって、思うこと。いろんな母親のストーリーを読んでみたい、そんな気持ちになって、この本を手に取った。どのストーリーも泣いたなぁ。共感できる部分もあれば、できない部分もあり。それがまた、いろんな母親の心を覗いているような感覚で、おもしろかった。

  • ずっと泣きっぱなしだった。
    近頃は母の老いを感じ時折うっとおしく思うこともあったが子供の時、母が大好きだった頃の思い出が蘇り、母に会いたくなった。
    うますぎた展開かもしれないが、登場人物がいい人で読後感がよい。
    久しぶりの重松清、本当に良かった。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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