あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 (スターツ出版文庫) [Kindle]
- スターツ出版 (2016年7月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (229ページ)
感想・レビュー・書評
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中高生向けかな?なんて最初は思いつつ
ページをめくる手が止まらなくなっていたんだよなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この冬、映画化するとのことで読了。
最後の手紙に涙が出た。
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自分が今過ごしている普通の日常が、いかに贅沢で尊いものかと再確認。一日一日を大切に生きようと思う。
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命の大切さ、仲間の大切さ、家族の大切さがよく分かり、「戦争」「死」がどれだけ重い言葉なのか伝わります。
もう会えない相手からの手紙に「いつか必ず、また会おう。あの花が咲く丘で、また会おう。」と書かれていて、本文を読むとその意味がわかり、泣けます。 -
中学生に推薦されて読んでみた。ジュブナイル用の本としては悪くない。ちょっとパクリっぽくはあるが。
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反抗期真っ只中の主人公の不思議な体験を通して知る戦争の現実。今がいかに恵まているかということを若い世代に寄せて感じさせてくれる。読書が苦手な方でも戦争を知るために読みやすい一冊。
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汐見夏衛さん「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」読了。「ここが彼らが守ろうとした世界」。。中学生の少女が不思議な体験を通じて感じたこと。読後、この一言にたくさんの想いが詰められていると感じた。主人公の加納は日常生活に苛立ち、本来なら交わることのない世界で特攻隊員の彰と出逢う。加納は周りの人々に支えられ、これまでの学生生活や家族への接し方を思い返す。だんだん募る彰への想い、やがて訪れる彼との別れ。戦争の愚かさ、政治に対する無関心さに警鐘を鳴らす作品でした。『百合へ』にはやられました。オススメ♪
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よくある設定で結末は最初から想像できてします。
それでも、後半から涙が止まりませんでした。
作者の原体験(戦争博物館で感じたこと)を元にしているからでしょうか。
一つ一つのシーンが、どこか遠くの話ではなく、まるで自分がそこにいるかのような気持ちになれます。
おそらくそこには、現代の高校生が1945年にタイムスリップして、そこで当時の価値観に「NO」と言い続ける、という設定が影響しているのかと思います。
また、タイトルもストーリーと相まって、本当に綺麗な言葉だな、と。
総じて、辛い話が多く書かれた内容なのに、すごく綺麗な話として受け止めることができました。 -
良書だと思った。あえて言うと、作家として上手いとは思わない。ツッコミどころは色々とある。しかし、筆者がやりたかった「特攻隊について自分に引き寄せて感じて欲しい」ということは、成功しているだろう。それにつきる。
ツッコミどころに関していちいち書こうとは思わないが、ひとつだけ。ラストの転生ハッピーエンドに関してはどうかと。重く理不尽な題材だけに、リアルな悲しみのまま終わらせてほしかった。 -
今、普通に暮らしていることのありがたさを感じさせる内容でした。恋愛ものですが、戦争の悲惨さを伝えたいものでもありました。