さがしもの(新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 可もなく不可もない

  • 本にまつわる短編集。あとがきエッセイまで含めて、全体を通して面白かった。名前はよく知っている作家さんなのに、あまり読んでこなかった気がする。これまで読んで面白かった作品は何だっただろう、とWikipediaを見たら、これを書いている今日がたまたまお誕生日だった。おめでとうございます。これからもっと読みます。

  • 小学生か中学生のころに一度読んで、あまり入ってこなかった記憶があったけれど、帰省中にやることがなくて実家の本棚からなんとなく取り出して読んでみたらとってもよかった わざとらしさのないきれいな収まり方をした真っ直ぐな物語たち、という印象 所々にわあ、と声を出してしまう美しくて共感できる表現があって、本を読むってしあわせだなあと思った

  • おばぁちゃんに頼まれた本を探す女子中学生。
    旅先で出会った本
    初めてできた彼にプレゼントした本

    等々。 本にまつわる話を収めた短編集
    活字中毒としては「わかるわかる」な話も多かった。

  • 本を巡る短編小説

    色々な位置付けの本を表現しようとしているのだが、なんだか広がらない感じがするのは、本の中で本を題材として表現する難しさゆえなのか?
    実はすごく難しいテーマに挑んだ短編集かのかもしれない

    後書きから、小説よりはエッセイの方が本の魅力は伝わるのではないかなと思ったり

  • 本にまつわる話が9つ。
    読書って楽しい、本が好きでよかった、と思える作品。

  • 心温まる話あり、どこか懐かしい話あり、読む人にとって感じ方はそれぞれかもですね。

  • 本との出会いについての短編集。
    不幸の種、ミツザワ書店、さがしもの が好き。
    他の物語も特に学生が主人公の物語は懐かしくなった。
    あとがきと解説が素敵だった。
    読書、本の魅力が伝わってきた。
    本は世代や国籍を問わないから話題の種になる。だからこそ好きな作家さんが同じ人に出会ったりするととても気が合いそうで嬉しくなる。
    また、自分が何歳なのか、どんな境遇かで読み手の感じ方や理解度が変わる。本一冊でも何回でも何通りでも楽しみ方がある。それらが一冊一冊それぞれの思い出となって、心に残る特別な本たちをたくさん増やしていきたい。この本の主人公たちのように。

  • 本と青春をめぐる短編集
    『旅する本』『ミツザワ書店』が懐かしいような感があって好きだ

  • 本と主人公との繋がりを表現した短編集。
    時々、あの時読んでた本、その時私は…みたいなことが何かのきっかけで思い出されたりするけど、その思い出は多ければ多いほど人生を豊かなものにすると信じている。
    早くて安くて便利も大事、だけど、それだけじゃないはず。改めて気付かされた。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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