たとえる技術 [Kindle]

著者 :
  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (234ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 「たとえる」と一瞬にして目の前の世界が変わる。風景を鮮明にし感情を際立たせ想像力が掻き立てられる。社会生活を送るうえで必要不可欠なものではないが何かが変わるきっかけとなればという著書の言葉で始める。わかりやすい形で「~のような」「~のように」という形の提示、魅力的な自分では思いつかない羅列で例え文を作りたくなる衝動に駆られる。
    感情の共有やオリジナリティの表現、視点が変わる、大小長短関係性などの状態についての豊かな表現の可能性
    コミュニケーションの幅が広がるような気がするし、短歌作りにもとても有効で早速いくつか作ってみて楽しい時間
    あとがきに文字数調整する際のたとえのお役立ちエピソードはせきしろさんらしくて素敵

  • 彦摩呂さんのようにユニークなたとえがたくさん出てきてツッコミどころも多く面白いが、ビジネス書として表現のスキルアップを期待して読むと期待はずれになるので注意されたし。あくまで読みものとして楽しみたい本。

  • たとえ方がその人が子供の頃に見たテレビのネタなどで例えているのが面白いかな。

  • この本の面白さを言いたいなー早く言いたいなー面白さを言いたいなー、あ、そんな私は「まるでRGのようだ」って感じで最近たとえがバンバン出てくるようになったのは、この本を読んだからなのか元々私がセンス抜群だからなのかとかなんとか言っちゃう「私はまるで天狗のようだ」とか何とか言っちゃって、あとこれだけは言っておかなければならないことを思い出したようで、思い出せなかったりして、これは「まるでメガネを頭の上にかけているのに気づかないおばあちゃんのようだ」

  • Unlimited版あり。

    ===
    例えることの重要性を説いている本。例文がフットボールアワー後藤さんみたいだなと思いました。

  • たとえの効用と、具体例が多数。
    人間関係を円滑にみたいなことは意外性はなかったが、いくつか学びがあった。

  • 古本屋で気になって手に取った一冊。ちょっとしたビジネス書というよりは、素敵なエッセイのようでした。

  • 「技術」につられて読むと、期待とは違う内容かもしれません。
    でもこれだけ自由に例えることができると楽しいだろうなぁ。
    何を例えるか、何に例えるか。ものごとを見て「何に例えられるか」を考えるのが楽しそうだ。

  • これは面白い。とともに、自分の語彙力、想像力、表現力のなさに反省させられる。

    それはもう、
    買おうかどうか迷った翌日に、売り切れになったショーウインドウをみた時くらいに反省する。
    一時間に一本のバスを目の前で見送った時よのうに反省する。
    夏休み最終日の自由研究くらい反省する。

    一生懸命ひねり出したのだが、いまいちかなあ。
    本の中には、上手いたとえが満載。

    情景や匂いが浮かぶ表現が、よい言い換えというのがよくわかる。こういうことができる人になりたいと思った。

    よその子どもが叱られているように無関係
    ポスターを貼って穴を隠すようなその場しのぎ
    上杉謙信から送られた塩のように嬉しい

    豊かな表現ができると、人生がカラフルになるのではと思えた本でした。

  • せきしろさんが売れる前にやってた文章を書く仕事のなかで身に着けた、たとえる技術について書いた本。たとえの工夫はまあそうだなあて感じだけど、実例が字面で読むとちょっと冷めちゃうのが多かった。誰がどういう場面でどういう言い方で誰に対して言うかでおもしろさはちがうなあと改めて。

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著者プロフィール

作家、俳人。1970年、北海道生まれ。A型。北海道北見北斗高校卒。主な著書に『去年ルノアールで』『海辺の週刊大衆』『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』『たとえる技術』『その落とし物は誰かの形見かもしれない』など。また、又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』『蕎麦湯が来ない』などがある。

「2022年 『放哉の本を読まずに孤独』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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