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感想・レビュー・書評
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電機メーカーのお話だけど、経営戦略とか、日本全体にとっての課題として読み続けました。巨大な企業を築き上げた先人達はすごいと思いますが、その後に成功しつ続ける、というのも大きな挑戦。
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戦後日本の経済成長を支えてきた著名な電機メーカー。リーマンショックや東日本大震災など、未曾有の出来事の前に立ち向かうことが出来ない、日本を代表する企業。なぜそうなってしまったのかについて、各社の歴史を辿ることで明らかに迫っていきます。日本の電機メーカーは、1社単独ではなく、国も含んだ護送戦艦方式で戦っていました。そこには電気代や電話代などで、税金を支払わされてきた国民も巻き込まれていたという事実は驚きでした。そしてそれができなくなり、外国企業にも追い抜かれた企業は、存続が危ぶまれています。
本書を読むと、それが冷静に当然の帰結として理解できます。そして重要なのが、最後に著者が書かれているように、その現実とどう向き合って、前に進むのかということだと思います。