東芝解体 電機メーカーが消える日 (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 電機メーカーのお話だけど、経営戦略とか、日本全体にとっての課題として読み続けました。巨大な企業を築き上げた先人達はすごいと思いますが、その後に成功しつ続ける、というのも大きな挑戦。

  • 戦後日本の経済成長を支えてきた著名な電機メーカー。リーマンショックや東日本大震災など、未曾有の出来事の前に立ち向かうことが出来ない、日本を代表する企業。なぜそうなってしまったのかについて、各社の歴史を辿ることで明らかに迫っていきます。日本の電機メーカーは、1社単独ではなく、国も含んだ護送戦艦方式で戦っていました。そこには電気代や電話代などで、税金を支払わされてきた国民も巻き込まれていたという事実は驚きでした。そしてそれができなくなり、外国企業にも追い抜かれた企業は、存続が危ぶまれています。
    本書を読むと、それが冷静に当然の帰結として理解できます。そして重要なのが、最後に著者が書かれているように、その現実とどう向き合って、前に進むのかということだと思います。

著者プロフィール

大西 康之(オオニシ ヤスユキ)
ジャーナリスト
1965年生まれ。愛知県出身。1988年早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。欧州総局(ロンドン)、日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員などを経て2016年4月に独立。著書に『稲盛和夫 最後の闘い JAL再生にかけた経営者人生』『ファースト・ペンギン 楽天・三木谷浩史の挑戦』(以上、日本経済新聞出版)、『三洋電機 井植敏の告白』『会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから』(以上、日経BP)、『ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』(新潮社)などがある。

「2021年 『起業の天才!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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