反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方 [Kindle]

制作 : 望月 衛  千葉 敏生 
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 3
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感想・レビュー・書評

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  • >すべてのものは変動性によって得または損をする。脆さとは、変動性や不確実性によって損をするものである。テーブル上のグラスは変動性で損をする。

    これがこの本の要約とのこと。上巻だけを読んでも十分な気もしなくない。まあ上巻を楽しく読み終えたのなら下巻を読む価値はあると思うけど。

    この著者は時間の試練を耐えたものは素晴らしいというヒューリスティックを信奉しているところがあるなので食事も1000年前から口にされてきたものしか取らないように心がけているようだ。しかし彼はコーヒーをOKとしているようだが、今のようにコーヒーが飲まれるようになったのは13世紀頃からである。もう少し待て。

    またタバコについて批判的に書いている。曰く「タバコを禁止するなどしてタバコ業界を世の中から抹殺すれば、医学のほかの成果などみんな脚注にすぎなくなる」と。これについては同意だが、彼はワインは素晴らしいものだと信じているようだ。どうやらキリストの血なんていうマーケティングに騙されているようだ。誰か彼の目を覚ましてあげて欲しい。

  • あなたの祖母は、最初の1時間をマイナス18℃、次の1時間を60℃の中で過ごすのだ。平均を取れば、地中海と同じとっても快適な気温(21℃)になる。だが、あなたを待ち受けているのはたぶん、祖母の亡骸、お葬式、そして遺産だろう

    特許のベンチマークやってて疑問に思うことがあります。件数小の法人の取り扱いです。大局的に見れば、捨て置いても良いと思います。一方、ベンチャー的なポジションにいるならば、件数が少なくても見るべきと思います。

    結局全件見ろ、ということなのでしょうか。件数小からベンチャーのシグナルを感じ取れる変数があれば、少しは効率的かもしれません。

  • 上巻のあまりの出来に興奮しっぱなしだったが、下巻の第6部「否定の道」(と第7部「脆さと反脆さの倫理」)については、やや首をかしげざるを得なかった。言っていることはわかるのだが、この論理でいくと、古いものほど反脆いからすばらしいということになってしまって、リスクをとって新しいものを生み出す起業家の存在を否定することにもなりかねない。それは本書の主張とも違うと思うのだが、どうだろうか。

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