はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書) [Kindle]

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  • 筑摩書房
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感想・レビュー・書評

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  • 本質を見抜く力は常に必要とされるし、哲学的思考に触れることはなにかのきっかけを生むだろう。
    特に恋愛の本質観取は共通理解をしてしまった

  • 哲学っていうと、難しい術語や概念が出てきて、読んでいると頭が痛くなりそうな感じがするが、この本はとても分かりやすく明快に書かれている。そして哲学をするにはどういったことに気を付ければいいか、そしてどのように議論をしたらいいかと手順をおって述べられている。
    哲学的思考の奥義。①自分の経験を一般化してしまう罠に注意しよう。②二項対立的な問い方のマジックにひっかからないように。③相手を言い負かす為の帰謬法ではなく、お互いの共通理解を見出そう。(共通理解指向型対話)④僕らは「世界を自分の欲望や関心に応じて認識している。(欲望相関性の原理)⑤信念の次元で議論しあうかぎり、一歩も引けなくなることがあるが、欲望の次元で対話をすれば、相手の欲望を理解しようとすることができる。

  • 哲学と聞くと難しい言葉遣いが多そうで敬遠しそうになるけれど、この本は哲学とはどういったものなのかを分かりやすく教えてくれて、自分の哲学への考え方を変えてくれる一冊だと思います。

    哲学に限らない「考え方」そのものについても分かりやすく説明してくれます。この本で得られる「考え方」は必ずどこかで役に立つのではないでしょうか。

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著者プロフィール

哲学者・教育学者。1980年生まれ。熊本大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了。専攻は哲学・教育学。経済産業省「産業構造審議会」委員、熊本市教育委員のほか、全国の多くの自治体・学校等のアドバイザーを歴任。著書に『学問としての教育学』(日本評論社)、『「自由」はいかに可能か』(NHK出版)、『どのような教育が「よい」教育か』(講談社選書メチエ)、『勉強するのは何のため?』(日本評論社)、『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマ―新書)、『「学校」をつくり直す』(河出新書)、『教育の力』(講談社現代新書)、『子どもの頃から哲学者』(大和書房)など多数。

「2022年 『子どもたちに民主主義を教えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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