MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣 [Kindle]

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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (381ページ)

感想・レビュー・書評

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  • zozoのツケ払いが年利20%くらいの金融商品と同等の性質を持っていたり、楽天のポイント還元施策が利益率の高い金融サービスへの入り口になってるとかとか、、

    ビジネスを見る視点を養えて、なかなかおもろい。
    (2回くらいツケ払い使ったことあって悔しくなった)


    実践が大事だと思うが、継続して本も読んでいきたい。

  • 発売当初読んで、あんまり面白くなかったと感じていた。ただ、2019.11月に読むと面白さを感じられた。

    当時は決算書が読めるようになりたいと思い読んでいた。今は、各社がどういうふうに儲けるのか、を知りたいと思い読んでいる。
    決算書が読めるというより、【ビジネスの勘所がわかる】みたいな書籍名ならしっくりくる本です。

  • 図が欲しかったけど商売の構造はなんとなくわかった。図が欲しい。

  • 最近のIT企業の戦略を財務の視点を通して見ることができる。一般的な会計知識ではなく、新鮮な感覚を持ちました。

  • 企業の決算書から何が読み取れるのかを、素人にも分かりやすくまとめられている入門書のような本。

    自分の投資に役立つことはないかと読み始めてみたが、
    企業の「将来」を予測しようとする前に「過去」を正確に理解することで、変化に気付く→企業の未来がぼんやり見えるということを教わった。

    2016年前後の決算書をベースに書かれており、インターネット・ソフトウェア業界の的確な分析を今現在(2021年)に読むと、Amazon,Yahooの継続した成長率、電子マネー、NetFlix、Zozo、MVNOの躍進等々、著者の予測していたことが、かなりの確率で合っていることが分かる。

    仕事に生かすには決算書に書いてある「事実」とあなたの「解釈」をきちんと分けて説明することが大事ということも学んだ。

  • 決算書からビジネスモデルを捉えようという内容の本だったと感じた。(斜め読みver)

    シバタナオキさん自体が、シリコンバレーで起業したエンジニアで、最初は趣味(楽天の仕事)で始めた決算読みがnoteで人気をはくし、ここまできたのだと知って驚いた。

    趣味が本業になる(?)バターンとして素敵だなと思った。

  • 読み切り2019/03/14 21:07
    決して簡単ではないし、覚えること多いけど、会社を定量的かつ同じ評価軸で判断できるリソースやなー。
    最低限読むべきことは限られてるから、時間との兼ね合いでどこまで割くかやな

    成長率の高い会社は往々にして変化のスピードが速く、手掛ける仕事内容もめまぐるしく変わっていきます。

    会計の素人でも決算を上手に読むための10カ条 はじめに:「決算は難しい」という思い込みを捨てよう

    他人の家庭の「家計簿」を覗くつもりで読む

    決算短信ではなく、決算説明会資料から読む

    企業の「将来」を予測しようとする前に「過去」を正確に理解する

    ここで大事なのは、決算を読む「量」を増やすこと。そして、時系列で同じ会社の決算書を読み続けることです。ある会社の四半期決算を1時間かけて分析するより、同じ時間で1年分の決算を流し読みする方が、発見が多いのです。  また、同じ企業の決算を時系列で流し読みしていると、ある四半期の決算説明会資料では開示されていなかった数字が出てきたり、逆に開示されていた数字が資料からなくなっていたり、という変化にも気づくようになります。これは、決算を発表した企業が「強調したい数字」か「隠したい数字」であることが多いので、いずれにせよ要注目だということがわかります。

    7. 徹底的な因数分解で「ユニットエコノミクス」を計算する

    8. 成長率(対前年比 / YoY)を必ず確認する

    株式市場では成長率がすべて。
    黄色のハイライト | 位置: 223 オプション
    成長率を見れば「どの向きに」、「どのくらいの強さの風」が吹いているのか?までは理解できるようになります。

    ECビジネスでは ネット売上* =取扱高×テイクレート(Take Rate)

    テイクレートというのは、取扱高が100あった場合に、いくらの売上になるのかを表す割合のことです。

    ECでは、とにかくスマートフォンアプリに投資すべし」

    この節のまとめ ● ECビジネスでは「取扱高=購買単価×購買頻度」で決まる。中でも購買頻度を上げる施策が重要

    大企業にとっての一つの共通する落とし穴(スピードを遅くし、新しいことを始めにくくする落とし穴です)は「汎用型」の意思決定です。

    意思決定には絶対に後戻りができない「タイプ1の決断」と、そうでもない「タイプ2の決断」の2種類があり、後者に関しては現場に権限委任して、スピード感を持って決めていくべきだと書いてあります。失敗したらまたやり直せばいい、ということです。

    会社が大きくなると些細な(というと失礼かもしれませんが)意思決定でさえも、二度と後戻りができない意思決定と同じように、慎重に議論されるようになります。それこそが「大企業病」の元凶

    Amazonは上場以来、ずっと「利益を出すことをゴールにしない」「利益ではなく キャッシュフロー* を最大化するのがゴールだ」と言い続けています。

    見ればわかるように、スライドの下に「Long Term Goal - Optimize Free Cash Flows」と大きなフォントで書いてあります。「うちは利益ではなく

    豊富な営業力を活かして多くの中小企業にアプローチし、集めてきた情報をメディアに掲載して広告料を得るのが基本形です。  一方、顧客である多くの中小企業は、キャッシュフローが厳しいケースが少なくありません。そこで彼らに対して運転資金を提供する事業を始めようとするのは、とても理にかなっています。
    メモシナジーはこうやって生み出すのか

    銀行業でお金を預かって、カード業でお金を貸す、という形にすることで、バランスシートが無理なくバランスするような仕組みになっているのです。  
    メモ楽天の例

    通常、シェアNo.1のプレーヤーは「イノベーションのジレンマ」に陥り、事業転換が遅れがちです

    経営にスピードが求められる昨今は、自前主義ですべてをカバーするよりも、すでに何らかの形で成功している企業を買収する方が合理的、というシチュエーションが多々ある

    決算を上手に読むための10カ条」

    1. 他人の家庭の「家計簿」を覗くつもりで読む   2. 必要なのは四則演算のみ   3. 決算短信ではなく、決算説明会資料から読む   4. 企業の「将来」を予測しようとする前に「過去」を正確に理解する  ―初級者編―   5. 各ビジネスの構造を数式で理解する   6. 各ビジネスの主要な数字を暗記する  ―中級者編―   7. 徹底的な因数分解で「ユニットエコノミクス」を計算する   8. 成長率(対前年比 / YoY)を必ず確認する  ―上級者編―   9. 1社だけではなく、類似企業の決算も分析・比較する   10. 類似企業間の違いを説明できるようになる

    大事なポイントは、1社15分(程度)と自分で時間を区切って分析を試みる

    決算が読めるようになるノート」へは、こちらのURL( https://irnote.com

  • kindle unlimitedで拝読。

    ・ECビジネス
    ・FinTechビジネス
    ・広告ビジネス
    ・個人課金ビジネス
    ・携帯キャリア
    ・M&A

    の6分野について、決算書や説明会資料で見るべき指標、頭の使い方を学ぶことができる。

    「方程式」として、単純化した計算式をビジネスモデルごとに提示してくれているため、再現性が高い。

    実際の資料を使って論理展開がされるため、非常に実用的で面白い。

    自分が決算書を読むときのマインドも養うことができた。

  • 様々な企業の決算を例として上げながら、ビジネスモデルから決算数字について読み解く一冊。よく聞く業界だけど知らなかった収益モデルや数字などを知ることができてオススメ。ただ少し前のデータなので参考程度までに

  • 業界ごとに注目すべき点がわかりやすかった

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著者プロフィール

元・楽天株式会社執行役員、東京大学工学系研究科助教、スタンフォード大学客員研究員。東京大学工学系研究科博士課程修了(工学博士、技術経営学専攻)。スタートアップ(AppGrooves / SearchMan)を経営する傍ら、noteで「決算が読めるようになるノート」を連載中。経営者やビジネスパーソン、技術者などに向けて決算分析の独自ノウハウを伝授している。2017年7月に書籍『MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣』(日経BP社)を発刊。

「2018年 『テクノロジーの地政学 シリコンバレー vs 中国、新時代の覇者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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