日本沈没 決定版【文春e-Books】 [Kindle]

著者 : 小松左京
  • 文藝春秋 (2017年7月26日発売)
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (794ページ)

日本沈没 決定版【文春e-Books】の感想・レビュー・書評

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  • ・3/27 遂に読了.壮大な大作.新旧激情版よりTVドラマ版の印象が圧倒的に強い作品だけど、まさに日本SFの傑作と言っていいんだろう.特に地震災害の多い、しかも実際に近年二つの大震災を経験した日本という国にしか相応しくない物語だと思う.こうなったら映画もドラマも観てみたいし、第二部上下巻も読みたくなってしまうな.

  • 緻密な内容と圧倒的スケール。小説であることを忘れてしまう。

  • 2017/8/15読了。
    この作品を初めて読んだのは子供の頃のことだ。時代にして昭和50年代、まだこの作品は古典ではなく現役のフレッシュなコンテンツだった。
    恐ろしい話だと思ったが、その恐ろしさとは「ノストラダムスの大予言」に対するのと同様の、昭和の子供が大好きなオカルティックなカタストロフ話に対する恐ろしさと同じものだった。その恐ろしさを大人たちに訴えても、「あれはただのお話」「テレビの見過ぎ」と笑い飛ばされる扱いだったと記憶している。
    それがどうだろう。阪神淡路大震災と東日本大震災を経て、ナショナリズムが問われる時勢となった今、とっくに古典となっているはずの本書が、SFというよりほとんどシミュレーション小説のようなリアリティを持って迫ってくるではないか。
    (えー、言うまでもないが、本書に書かれている通りの災害が現実に起こりそうだ、災害が起こったら本書に書かれている通りに事態が進行しそうだ、という意味ではない。リアルな小説とはそういう意味のものではない)
    アマゾンやブクログのレビュー欄にも、おそらくそうした方向での評価が多数書き込まれることだろうし、今の時代に本書をオカルティックなカタストロフ話として笑い飛ばす者は、少なくともまともな教養を持って生きている大人の中にはいないはずだ。
    つまり本書は「古典になってからの方がリアルな話として読まれ得る」わけだ。それは著者の先見性や記述の緻密さの証であると共に、日本という国と災害との関係がそれだけ変わったことの証でもあり、日本人が依然として本書の言うところの幼児的国民のまま変わっていないことの証でもある。
    本書を読んで怖がる子供を「テレビの見過ぎ」と笑ってからかうことができた時代が、懐かしくてたまらなくなるのである。

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