カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで [Kindle]

  • 翔泳社
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感想・レビュー・書評

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  • 誰から依頼されたか意識する。
    依頼された先に別の依頼者がいるかもしれない。
    依頼者の期待を意識する

    大きなタスクは分割する
    3日掛かる仕事で、1日終わったからといって、1/3完了してるとは限らないから、タスク分割して明確化する

  • 読書メモをブログに書きました。 https://blog.a-know.me/entry/2019/06/15/222652

  • 好きなフレーズ

    気づいたときがその人にとっての最速
    越境

    プロジェクトを成功に導くために必要な越境する勇気をもらいました。
    最初からスクラムマスターがいたところが羨ましかったので星一つマイナスしました。
    (現場では必ずしもいないので)

  • ストーリー形式で改善活動のための考え方やプラクティスを習得できる一冊。
    自分が今の業務で困っていることがあったら、この本読めばヒントが必ず書いてあるんじゃないかってくらい、様々内容が手広く説明されています。改善の範囲も一人から、チーム、組織に至るまで広くカバーしており、改善活動に悩んでいる人に、まずお勧めできる一冊といっても過言ではありません。
    ストーリー形式になっているため「どんな状況で有効な改善か」が理解しやすく、普段本を読みなれていない人でも自分に必要な個所が理解できるのではないでしょうか。
    本の性質上、一つ一つの話はそこまで深く語られていませんが、巻末に多くの参考文献が記載されています。旅の途中で気になったところに「寄り道」するのが、この本の使い方なのかもしれませんね。

  • 全体的には知った話が多く流し読み気味になったものの、知らなかったプラクティスまたは概念としては認識しているがちゃんとしたフレームワークを知らなかったものなど多く学びが多かった。 星取表、バリューストリームマップ、リーダーズインテグレーション、パーキンソンの法則、デイリーカクテルパーティー、SL理論、ハンガーフライトなど。 「それで、あなたは何をしている人なんですか?」 『越境』

  • 激エモいストーリーに乗せてスクラム開発を教える本。
    「あなたは何をする人なんですか?」

  • スクラム開発などアジャイルな開発を現場で実践するためにどうしたらよいか、ストーリーベースで学べる。
    一人から始めて、チームや会社へと広げる話で、エンジニアリングのみならず、チームマネジメントやビジネス全般にも活かせるような内容が散りばめられている。

    私個人はエンジニアではないが、いくつか仕事の中で取り入れてみたいものがあり、読んで良かったと思えた。
    ストーリーベースで分かりやすくなっているが故にページ数が多くなっているため、気軽にはオススメできないものの、非エンジニアでも一読の価値はあると思う。

  • スクラムを0から学ぶ人向け。わかりやすい。

  • 久しぶりに、アジャイルな取り組みについての本を読みました。組織の若い方々に読んでもらおうと思って購入しましたが、まずは自分が読んでからと思って、読んでみました。

    端的に、この考え方は、ソフトウェア開発のみならず、事業開発などにも共通する考え方だと思いますし、経営にも適用できると思います。私自身は、各種方法論というよりも、考え方に多く共感できる点がありました。特段ご紹介したいのは以下です。
    ①完成の基準を合わせる。
    私は、組織の中で「〇か×かをはっきりさせよう」という言い方をします。そのためには、何をもって成功したのかを定義する必要があり、まさに「完成の基準」と同意なのかなと思いました。圧倒的に、△をつけたがるチームが多いと思っており、それは、基準の定義が出来ていないからです。△って改善しにくいと思います。それなら、〇を付けて、何故〇なのかをきちんと分析したり、×を付けて、どうすれば〇になるのかを考えて行動した方が絶対によいです。×は悪ではなくて、今の状況なだけなのですよね。×と向き合うこと=現実と向き合うことであり、これは本当に大切。

    ②ゴールデンサークル
    サイモンシネックのゴールデンサークルは、今の私の基軸の一つです。Why?から始めよ。先日、とあるチームでアジャイルな取り組みをしようと議論していました。JIRAでどうやってバックログを管理するか、リポジトリのコミットルールをどうするか。ベロシティをどうやって図るかなど、良い議論が出来ていたかと思います。私からすると、方法論に偏っているなと思ったので、打ち合わせの最後に「改めて、何故アジャイルな取り組みをするか思い出して欲しい」という話をしました。まさに、Why?の部分です。ここは常に立ち返る必要があり、それほど大切なことですが、悲しいことによく忘れられることでもあります。どうしてもエンジニアはHowによりがち。それに気づかせることも、スクラムマスターの役割でしょうかね。

    ③ふりかえり、そして、むきなおる
    本当、言語化が上手だなと思いました。確かに振り返りはやり、アクションアイテムの定義まではできるチームはあります。が、振り返りの後に、きちんと、今の目標と現実を考えて、「むきなおる」行為をしているいるチームは少ないのではないかと思います。今度からは、振り返りをしましょうではなく、「目標に対する向き直りをしましょう。そのために一旦振り返りをしましょう」という話を、チームメンバにしたいなと思います。

    最後に越境について。越境をするということは、境界線を知っているということです。つまり、ここまでが自分の役割、ここは自分の役割ではないということ。まず、境界線を認識すること、つまり、役割やスコープを定義出来ていることが大前提。その前提で、その境界線をあいまいにすることが、まさに越境だと思っています。取り合えず、色々なことに手を出して、越境している気分になるのではなく、まず境界線を認識して、勇気をもってその線を超えること。改めて思ったのは、実はみんな定義が苦手なのかなと思います。要件定義、成功と失敗の定義。定義するということは失敗するリスクがありますから。そういう点をどう改善していくか。ありていな言葉で言うと心理的安全性でしょうか。などなど、色々と想いを巡らせることが出来る良本でした。

  • スクラムなどのアジャイルな開発のやり方を、ストーリー仕立てでわかりやすく書いている。ひとりからでも始めろというのはまさにそのとおりで反省した。インセプションデッキやドラッカー風エクササイズなど、割とそのままでも適用できそうなものもあるが、基本は自分の職場の特性を考えてアレンジするよう注意せねば。

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著者プロフィール

株式会社レッドジャーニー 代表。サービスや事業についてのアイデア段階の構想からコンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイルについて経験が厚い。株式会社リコー CDIO付DXエグゼクティブ、政府CIO補佐官も務めた。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自らの会社を立ち上げる。株式会社リコー CDIO付きDXエグゼクティブ。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。著書に『カイゼン・ジャーニー』『チーム・ジャーニー』『デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー』(翔泳社)、『正しいものを正しくつくる』『組織を芯からアジャイルにする』(BNN新社)、『いちばんやさしいアジャイル開発の教本』(インプレス、共著)、訳書に『リーン開発の現場』(オーム社)がある。

「2023年 『これまでの仕事 これからの仕事 ~たった1人から現実を変えていくアジャイルという方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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