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感想・レビュー・書評
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サン・テグジュペリ、最後の作品らしい。夜間飛行の後に読んだ。夜間飛行が小説らしく仕上げられた読み物だったのに比べ、こっちは半分以上が彼自身の戦うことに対する哲学的な内容。といっても理路整然とした哲学というより、危険な任務をきっかけに自分自身の中に目覚めた新たな認識を、思いつくまま、ひらめくままに書いている印象。純粋な小説を期待して読むと、結構面食らう。予備知識があって読む人は違う印象だろうけど。
これ、日本語にするのは大変だっただろうな。日本語って、概念と実体がごちゃまぜになりがちだから。そこを記号でうまく表現してる。英語ならAppleとa appleみたいに書き分けられるんだと思うけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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