最高の結果を出すKPIマネジメント [Kindle]

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  • フォレスト出版
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感想・レビュー・書評

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絞り込み
  • 要はゴールを設定して、キーとなるプロセスを明確にして、そのプロセスがうまく行っているか数値で判断するということ。
    そんなの当たり前な気がするけど、わざわざKPIとか難しい言葉使ってる。ただやってる感は出るだけ。

    KPIが複数あると、やったけどうまくいかなかったか、やらなくてうまくいかなかったか、ごっちゃになるから良くないとのこと。それは管理の問題では?単にエッセンシャル思考で絞った方がいいってことじゃないかなと思った。

    なんかKPIとか難しい言葉並べて、普通の仕事を難しく見せて、、、そんなことを感じた。

    KPIというものが何なのかは分かりやすく理解できたので、この本自体は良かった。

  • KPI,KGIのことが全く分からず1から解説されていた点がよかった。

    以下まとめメモ

    用語
    KGI→ゴール、究極的には利益
    KPI→数値達成するとKGIも達成できるもの、CSFをもとに決定
    CSF→業務プロセスの中で最も重要とされるプロセス

    ポイント
    ・KPI悪化時の対策は事前に決定し、最終決裁者(部長など)をバイネームで決めておく
    ・KPIを設定してもPCAを回すこと、特に失敗したときの振り返りが大事

  • 最初のなんたるか、の部分は良い。あとはリクルートの自慢…。間違って違う本読んでしまって…

  • 組織にKPIの考え方を浸透させたマネジメントの工夫を紹介。

    ・KPIは1つにシンプルに。KPIが複数あるのはただの数字マネジメント。
    ・KPIマネジメントは事業全体に関わる問題のため、組織の動きを統一させるためにとても大きな武器になる。

    など、SaaSの一般的なフレームを理解した上で当てはめて考えていくと、ロジック的にも感情的にも正しいマネジメントだなぁと思ってしまう。

  • ・KGIは最終的に達成したいゴール。
    ・CSFはcritical success factor で重要成功要因。
    ・KPIは事業成功の鍵を数値目標で表したもの。CSFを数値で表したもの。

    KGIを達成するのに必要なプロセスがCSF。CSFの進捗指標がKPI。

    KPIは1つにする。複数にしない。

  • KPI、KGI、CSFについての基本的な説明をしてくれている本。
    まずは、
    ・KGI(Key Goal Indicator) 最終数値目標
    の設定が大切。ゴールを数値化したもの。
    組織においては、ここが統一されていないことが多い。
    何を達成すれば成功なのか、数字でしっかり定める。

    次に、
    ・CSF(Critical Success Factor) 重要成功要因
    を決める。
    Goal到達のために最重要となるプロセス。
    これを達成できれば、KGI達成(KPI達成でKGI達成)

    最後に、
    ・KPI(Key Performance Indicator) 重要業績評価指標
    を定める。
    CSFを数値で表したもの。
    別名、KGIの先行指標。
    「信号」と思えばよい。このまま進んで大丈夫か、判断ができるもの。
    「最重要プロセスであるCSFをどの水準まで持っていくか」という数値目標。
    大事なことは、
    ★Goal到達に最も重要なプロセスを1つに絞り込む必要がある!!ということ。

    これは組織においても使えるが、個人の目標においても使える。やるべきことが明確になり、行動を習慣化しやすくなる。

  • 所感:KPIマネジメントの基礎の基礎。当たり前のことがたくさん書かれていて、新たな発見は少ないかも。
    メモ1:KPIマネジメントの正しいステップ=①KGIの確認→②ギャップの確認→③プロセスの確認(モデル化)→④絞り込み(CSFの設定)→⑤目標設定→⑥運用性の確認(整合性・安定性・単純性があるか)→⑦対策の事前検討(①期間、②程度、③施策、④決裁者)→⑧コンセンサス→⑨運用→⑩継続的に改善
    メモ2:物事は「構造(全体像、メカニズム)」と「水準(程度=数字)」で考える

  • 勉強になりました。KPIについて分かりやすく解説してあります。

    ・目標となるKGIがあり、それを達成するための最重要アプローチがCSF、KPIはCSFを数値化したものである。
    ・KPIを達成するとKGIが達成できる整合性、指標をリアルタイムでとれる安定性、誰でも理解できる単純性を意識して立てつける。
    ・KPIは現場がコントロールできるもので定め、KPIは一つにする。
    ・常に振り返り改善していく。

    良いと思った点3つ
    ①分かりやすくてスッと入ってきました。
    ②整合性、安定性、単純性の概念を知ることができました
    ③振り返り改善の重要性を再認識できました

  • 年度末、年度初めは憂鬱です。自己評価・自己査定をしなければならないからです。

    シンプルに言えばやったことを淡々と書くだけで難しくはない。でも、自分のやったことがいかにすごいことか、とか、とても秀でた事なのだ、とでも言わんばかりに装飾(表現)するのはあまり好きではありません。まあ逆に、自分が大したこともせず、大した人間でもないということを自己評価を通じて認知してしまうのが怖く、認知的不協和に陥るゆえに憂鬱になっているだけかもしれませんが。

    ・・・
    で、KPI。
    私の拠点では、地域統括から業績評価されるモノサシとして拠点全体にKPIが示達されます。この出来によって拠点全体のボーナスプールが決定されます。ところがこのKPIというのが単なる拠点管理のための道具(共通フォーマット)に成り下がっており(ましてや拠点独自の成長なんて論外)、各拠点の特徴・特性などはあまり加味されないため「うちこんな施策やってないんすけど」という項目が発生します。で、「この項目、うちは関係ないんで外してもらえませんか」「そっちの拠点だけのためにいちいち変えることなんて出来ないんです」という消耗戦を毎年繰り返ししていました。

    ま、文句を言うのは簡単なのですが、「こんなの代わりにどうすか?」とカウンターオファーでもしないと付加価値がないと5年程たってようやく気付き(!)、本作を手に取って勉強してみた次第です。

    ・・・
    結論:本作で謳われるKPIというのはどうも人口に膾炙するKPIとは違うと感じました。
    私は本部や地域統括とケンカするために買ったのでしたが、そうした意味では使えませんでした。ただ、読んでためにはなりました。

    ものの本を読むと、Mission Statement > Strategic Objectives > Critical Success Factor (CSF) > KPI (Key Performance Indicator) などと理念や方向性が具体化してきます。各社の理念を実現化するための指標として大抵KPIs と複数形で語られることが多いのですが、本作の主張ではKPIはたった一つ。なんなれば、幾つも指標があると方向性がぶれるとか。

    で、筆者のKPIの設定の秀逸なところは、良く練ってKPIを、あくまで一つ、設定するということ。それを期間を限定して遂行、そして出来た時・出来なかった時の施策(人員を追加投入する、もう1クールそのまま繰りかえす、当KPIを変更し別のKPIを導入する等々)まで考えたうえで実行し、これをPDCAで回してゆくというものです。

    私が勤務する旧態依然とした会社では難しいのですが、プロジェクトの中で採用したり、足の速いサービス業・飲食業などではうまく使えば爆発的に業務向上につながりそうだと感じました。

    ・・・
    ということで改めて申し上げると、本作は業績評価の本ではなくPDCAの本、というと伝わりやすいと思います。そこを見誤って購入しましたが、ただ内容は実に興味深く読めました。プロジェクトマネジャー、チームリーダなど有る程度の掌握権限のある方、あるいはそういう方をサポートする立場の方が読まれると参考になると感じました。

  • とても刺激された

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著者プロフィール

株式会社中尾マネジメント研究所(NMI)代表取締役社長

「2023年 『「本当に役立った」マネジメントの名著64冊を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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