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感想・レビュー・書評
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まるで侵略戦争に対する抗戦のドキュメンタリー・ドラマを見ているよう。予想外の面白さ!地球が異星人の侵略を受けて播種船をばら撒き生き延びているはるかな未来の話なのに、家の制度だったり文化やしきたりメンタルなどが封建時代のそれのようで冒頭からしっくりこないなぁと思っていたら伏線でした。軍事用語もたくさん出てきてマニア向けですが、異星人が敵か味方かの識別から始まり、じっくりみっちり現場での対応を描いていくので臨場感があり背筋が氷ります。敵は宇宙の彼方からやってくるだけでなく、人類側の利害関係だったり腹の探り合いも並行して胃が痛くなる感じです。現実世界でも同じような事が起こっており現場はいかほどのものかと心がいたみます。言葉は通じるけれど話が通じないものほど厄介で宇宙人よりタチが悪い。人類しょうもな!と思いつつも織り込み済みで対処する準備と胆力は大事だな。年取ると胆力というか辛抱がなくなるなぁ。気をつけよ。
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読むのには骨が折れた。最終盤になって、やっと面白くなってきた。
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シリーズの1冊目▲人類外の敵から種を残すために播種船により植民された五星系文明で、とうとう人類外の産物らしき無人衛星が発見される。主星系出雲と辺境星系壱岐の思惑違いがどう影響するのか▼降下猟兵のシャロン中隊長やマイマイ兵曹長の戦闘シーンが必見です!これを冒頭に持ってくれば良かったのでは?クライマックスで大いに盛り上がり、そのまま次巻を手に取ること必至なのですが!群像劇による設定話が長いので、喰いずらいところがありますが、魅力的な登場人物を眺めているだけでも楽しめます。隠し玉を想像しつつ次巻へ(2018年)
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西暦でいつかは分からないけど、太陽系ではない恒星系に植民した人類が異星人と接触してしまったっぽい、、という設定でスタート。
ありがちと言えばありがちな設定だけど、出だしから妙に政治的駆け引きが多いところが、普通の宇宙系SFと違うところかも。
あと、光速を超えるほどのテクノロジーがあるにも関わらず、AIの能力や生活様式が割と近未来的程度なもので、その辺のアンバランス感に違和感を感じつつも、無駄にスケールが大きすぎてディテールが浅いSFとは一線を画しているのかな、と思う(作者の個性)
さて、これからどういった展開になるでしょう〜 -
宇宙に広がった人類の
異星人とのファーストコンタクトは。。。
地味だけど、読むうちに味が出てくる。
「ワールドトリガー」みたいな玄人志向かな。 -
読了。宇宙戦争を兵站という切り口で描くシリーズの1巻。設定が命なので最初の方は会話が多いのと登場人物をあまり深く描写しないので覚えにくかったが、後半の盛り上がりはかなり良かった。そして続きが気になるヒキで終わる。
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なんで3日間かかるんだ。
前々から「兵站」が気になっていた一編。