世界史を大きく動かした植物 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 植物(作物)を主人公に世界史を見ている本。
    植物が原産地からどう伝播したか、その過程でどう歴史が動いたかがわかる。世界史の学習にも復習にもなる良い1冊でした。

  • 参考文献に植物にまつわる本以外が記載されてない。エンリケ航海王子の記述など一般的な歴史に関する事柄がかなりいい加減なのでちゃんと文献にあたって調べたりしてないのだろう。こうなると植物に関する記述もどこまで正確かあやふやで判断に困る。参考文献を都合よく孫引きしてるだけかもしれない。雑学本としてもちょっとこれは使えない類いではなかろうか

  • 切り口がおもしろい。
    この視点でコテンラジオの放送してほしいなあ。

  • なかなか興味深い・・・いろんな角度から歴史をみることが。

  • 当たり前にある食べ物が南米から何千年何百年とかけて日本に伝わって来た歴史がとても面白い。当時の政治の思惑、初めて出会う人々の様子、産業の発展に利用していく様、何より取り上げられている全ての植物の逞しさに感動する。

  • なんか尻すぼみな構成だったな。
    最初の、木と草のとこがピーク。ちょこちょこ「おおー」と思うとこはあったけど、「過言では?」「本当か?」となりつつ、参考文献を見て「なんだ、まとめただけかな」と思ってしまった。新しい目線はあったのだろうか?

  • 2023年上半期に読んだ中で一番面白かった本。
    端的に言うと世界史と生物のハイブリッド講座。広く浅くなら中高の歴史でも習うだろうが、ここまで掘り下げる先生はいないのではなかろうか。文章も読みやすく飽きが来ない。この先生の他の著書も読みたくなる。

    世界史好きにはぜひお薦めしたい。
    変わったところではファンタジーの一次創作をされる方にもお勧め。世界観の構築に役立つと考える。

  • とても文章がわかりやすく、内容も面白くスイスイ読み進められた。
    人間が植物を活用しているのではなく、植物こそが分布を広げるために人間を活用しているのかもしれないという、著者の問いかけはとても新鮮だった。

    世界史に大きな影響を及ぼしてきた過程も知ることができ、とても面白い内容だった。

    また読み直してみたい。

  • 心底、面白かった。いろんなところでウンチク語れそう。嫌がれるだろうが(笑)

    なぜピーマンを「スイートペッパー(甘いコショウ)」と言うのか
    なぜ辛い地域で唐辛子がポピュラーなのか
    なぜインドのカレーはサラサラなのに、日本のカレーライスはどろっとしているのか

    など、面白すぎる。

    人類の歴史は、植物の歴史かも知れないのである。

    は正しくその通りだわ。

  • 初めて知ることが多かった

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著者プロフィール

稲垣 栄洋(いながき・ひでひろ):1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。専攻は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、静岡大学大学院教授。農業研究に携わる傍ら、雑草や昆虫など身近な生き物に関する記述や講演を行っている。著書に、『身近な雑草の愉快な生きかた』『身近な野菜のなるほど観察録』『身近な虫たちの華麗な生きかた』『身近な野の草 日本のこころ』(ちくま文庫)、『植物はなぜ動かないのか』『雑草はなぜそこに生えているのか』『イネという不思議な植物』『はずれ者が進化をつくる』『ナマケモノは、なぜ怠けるのか』(ちくまプリマー新書)、『たたかう植物』(ちくま新書)など多数。

「2023年 『身近な植物の賢い生きかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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