おうむの夢と操り人形 (Kindle Single) [Kindle]

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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (52ページ)

感想・レビュー・書評

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  • ロボットと人工知能の組み合わせで、何ができるのか、著者の立場は人工知能に懐疑的で、限界があるとの認識なんだろう。
    それだけにそれでも人はロボットに人格を感じてできてしまうことがあるということを示している。
    会社のトップをロボットに肩代わりさせる描写があるが、トップの仕事はビジョンを示すことで、その上での個々の判断は別にトップ以下がやってもいいんではないかな。むしろそのほうが成熟した企業のような気もする。

  • 「ジーンマッパー」を読んだのは数年前。ウィリアム・ギブソンを彷彿させる疾走感のある近未来の物語だった。Kindle Unlimitedで配本されていて購読。

    登場人物のセリフ劇が少しこそばゆかったけれど、最後は洒落たエンディングです。30分の時間があれば読める物語です。

  • エキスパートシステムを磨き上げれば、人工知能のように人間は感じるんじゃないか?という提案。その辺に面白さを感じるかどうか。
    中学生がアマゾンレビューで☆1をつけてたので、この作品は読み手を選ぶよい作品だといえるんじゃないか。低評価と高評価が並んでるのはいい作品だともいうし。

  • KindleSingles。
    PrimeReadingにて無料。
    レビュー見てると割と評価が分かれるな。
    僕はかなり好きだった。
    妙なリアルさもあるし。
    はま寿司にいる彼以外はホント店の端っこでうなだれてたりするもんなあ。
    近未来的なSF的な物語であったがそれよりも面白かったのは、会社の代表取締役をパロットークにさせた結果かな。
    ホント優秀な会社なんだと思う。
    優秀な会社の社長なんて責任を取るためにいるだけでいいんだもんなあ。
    終わり方はアッサリしすぎなのでもう少し中編的な感じで読みたい。

  • 201811

  • ペッパー君をテーマにした近未来お仕事SF。
    前から面白そうだなーと思っていた藤井太洋さん、初めてでしたが、小川一水やふわふわの泉みたいですごく面白かった。
    読みやすかったし、現在の技術の延長から社会にインパクトを与えるガジェットに進化していくわくわく感が好き。

    よし、他作品に手を出す決心がついたぞ。

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著者プロフィール

藤井大洋:1971年鹿児島県奄美大島生まれ。小説家、SF作家。国際基督教大学中退。第18代日本SF作家クラブ会長。同クラブの社団法人化を牽引、SF振興に役立つ事業の実現に燃える。処女作『Gene Mapper』をセルフパブリッシングし、注目を集める。その後、早川書房より代表作『Gene Mapper -full build-』『オービタル・クラウド』(日本SF大賞受賞)等を出版。

「2019年 『AIが書いた小説は面白い?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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