すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 久々に電子書籍にチャレンジ、スキマ時間にiPhoneで読みましたがマーカーができて意外といけるなと感じました。読んでみて満足です。「他者貢献」という視点は自分の中で意識が薄かったので、気づきとしては一番大きかった。また、20字でフレーズをまとめるというのは、俳句の例えにあるように、やってみると案外自然にできることに驚きました。体や意識に(無意識に)馴染んだ文字数あるいはリズム?なのかもしれません。本に書かれた方法の実践はこれからですが、自分の考えを20字で表現するだけでも、何かスッキリしています。継続継続!

  •  「本で学んではいるけど、活かせている実感がない」
     こういう悩みを持った人はいませんか?私も同じような悩みを持っていました。この本はその疑問に答えてくれます。

    本で学んだことが活かせない理由は3つ
     1.学んだことを覚えていない
     2.学んだことを実践していない
     3.学んだことを人に役立てていない

    学んだことを覚えていない
     学習とは、自分なりの本質をみつけ理解すること。これができないと、消費するだけの学習になってしまう。これには内容を要約する力がカギとなる。
     すべての内容は「20字」で表すことができる。これが最大の要約方法。要約をすると思考整理ができ、本質をみつけることができる。「本質とは多くのことに当てはまる事実」。これを自分なりに理解しないと、質の高い学びにつながらない。これさえできていれば忘れることがない。
     要約のやり方は、本を読む目的を考え文字にする。毎回本を読むときに目的を確認する。読み終わったら目的に合うキーワードを書き移す。キーワードから本から得た最大の学びを20字程で書き表す。自分の例でいうと、この本から得た最大の学びは「理解した学びを他者に貢献させること」になる。

    学んだことを実践していない
     本を読んだだけで終わってしまうと、学習効果がない。自分が理解した内容を「人に説明できるレベル」になると効果が出てくる。説明できるようになるには「何を学んだか?」「なぜ重要だと思ったか?」「どう活かすか?」の3つの質問を考える。
     一番重要なのは「どう活かすか?」になる。実際に行動しなければ学びの効果が価値に変わらない。ポイントは「動詞を動作に変える」こと。
     例えば「徹敵的に考える」という表現だけだと、何をすればいいか分からない。これを「1行で表現できるレベルまで考える」にすれば実践できる。

    学んだことを人に役立てていない
     どれだけたくさん本を読み、学んでも収入につながらない。収入は自分だけでは絶対に上げられないもの。学びが役に立たないのは「他所貢献」視点がないから。仕事を評価し与えてくれるのは常に自分以外の誰かになる。誰かの問題を解決するために学べば、その人の役に立てる。「チャンス(需要)を授けてくれるのは自分以外の誰か」はかなり重要な視点になる。そういうアウトプットがさらに自分のスキルを高め、収入も上げてくれる。

    感想
     本書を読み、要約することがキモだとわかった。さっそくいつも付けている読書記録に「ヒトコトで言うと?」の欄を追加した。本書を読んだ気づきは、よく時短のため本を読む代わりにその内容を紹介しているYoutube動画をみている。本紹介系Youtuberの中でうまく要約できているのは「サラタメさん」だけかも。最初に結論をヒトコトで示してくれている。「中田Youtube大学」は話はおもしろく分かりやすい。しかし要約という点では網羅的だなと思った。投稿している多くの人が網羅的に長く話している気がする。

  • 自分的ポイントは3つ
    ①動詞と動作の違い
    ②3つにしぼる
    ③視線のマネジメント

    読むだけではダメな一冊。それは悪い意味ではなく、非常にシンプルにメッセージを伝えてくれていて分かりやすい。
    おそらくこの本を幼稚だとバカにする人は頭はいいのかもしれないが、相手にメッセージを伝えることは下手な独りよがりな人だと断定できる。
    騙されたと思って実戦する価値は十分にあると思った良き出会いでした。

  • 紙一枚の効率的なインプット、アウトプット方法を知りたくて読んだのだが、テクニックよりもマインドを改めるきっかけとなった。
    自分に良い変化を起こしたいという目的で勉強をする人が社会人なら大半なのではないだろうか。
    本当にインプットした知識を吸収するためには、その根本的な目的を自分のためから他者貢献へと意識を変えることが重要である。

  • SUMMARY
    自分以外の誰かのために、言葉を選び取ろう。
    ・・・

    本を20字に要約するのだ!という気持ちで読み始めるだけでも
    キーワードを拾おう拾おうとするので頭に残りやすくなりました。
    (表紙と目次はキーワードの宝庫!)

    後半は、仕事とは?働くとは何か?にまで言及。
    「他者貢献」と聞くと「そんな大そうな…」と思っていましたが
    それこそが「社会に出て働く」ということだと気づかされました。
    だから、学びも他者のために。

    「丁寧に読んでるつもりだけど中々頭に残らない」
    「学んだことを仕事や実生活に活かしたい!」
    と思っている方におすすめの1冊。

    ・・・
    BEFORE(読む前の私)
    ①本を読んでも内容が残らない。
    ②アウトプットってどうすれば?
    ③学びを仕事に活かすには?

    WHAT(学んだこと)
    ①目的をもって本を読めば、必要な情報が浮かび上がる。
    ②誰かに伝えるつもりで20字に削ぎ落す。
    ③仕事とは他者貢献。学んだことを他者ができる動作に変換。

    TODO(やってみること)
    ①この本から何を知りたいのかメモしておく。
    ②20字要約+2W1Hで落とし込む。
    ③他者の悩みにアンテナを立てておく。

    LIKE(心に残った一節)
    ”「日本語というのは、20字あれば、伝えたい内容が要約できる言語なのだ」という世界観で眺めてみる”

    ”「働く」とは、「傍」を「楽」にすること”

  • この本で伝えたいことを私流に一言でまとめると、『目的意識+情報咀嚼+2W1H解消=学びの定着』です。‬

    ‪読書を消費型の学習ではなく、投資型の学習とする為に役立つノウハウが詰まっています。

    ‪第5章の、働くことの本質は他者貢献であるという見解が特に印象的。‬

    ‪誰かの幸せを一番に考えてお仕事している人たちに、読んでもらいたいです。‬

  • 効率的に知識が伝わる方法が分かる。

  • ■ひとことで言うと?
    学習内容を他者に説明し、仕事で活かしてもらう

    ■キーポイント
    - 学習姿勢
    - 消費型学習→投資型学習
    - 自分の中に本質=生きるためのよりどころをストックする
    - アウトプット型学習
    - 人に説明できるように学ぶ
    - What/Why/Howを網羅して説明すれば「わかる」
    - 仕事観
    - 働く=傍楽
    - 他者貢献こそ仕事の本質
    - 自己完結型の学びから他者貢献型の学びへ

  • 文章が長い、独特な言葉選び・造語で読みづらい。
    この本読んだ人の感想、全然要約できてなくて草。
    自分もこの本読むの2回目、草。
    この本で分かったことは、人は慣れない単語の量が一定を超えると文章を読むのをやめてしまうこと。

  • インプットだけで終わってしまう方へアウトプットの方法を説いた本。
    1目的の明確化
    2思考整理
    3端的な要約
    上記の三つを利用して記憶に残るインプットをする。
    消費型から投資型の学習にシフトするためのハウツーが書かれている。中身のフレームワークを活用するには少々面倒だが、参考になる部分はあった。

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著者プロフィール

浅田すぐる
「1枚」ワークス株式会社代表取締役。「1枚」アカデミアプリンシパル。動画学習コミュニティ「イチラボ」主宰。作家・社会人教育のプロフェッショナル。名古屋市出身。旭丘高校、立命館大学卒。在学時はカナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学留学。トヨタ自動車(株)入社後、海外営業部門に従事。同社の「紙1枚」仕事術を修得・実践。米国勤務などを経験したのち、(株)グロービスへの転職を経て、独立。現在は社会人教育のフィールドで、ビジネスパーソンの学習を支援。研修・講演・独自開講のスクール等、累計受講者数は10000名以上。大企業・中小企業問わず、登壇実績多数。2017年には海外(中国・広州)登壇、2018年にはルーツであるトヨタとパナソニック合同の管理職研修への登壇も実現。2015年からは、作家としてのキャリアもスタート。これまでに6冊を上梓し、著者累計は41万部超。独立当初から配信し続けているメールマガジンは通算1000号以上。読者数18000人超。

「2021年 『早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚!」読書法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浅田すぐるの作品

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