ウィザードグラス (双葉文庫) [Kindle]

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  • ウィザードグラスなるものを装着して、街へ出てみる
    それは、他人のスマホの検索履歴が見ることができる恐るべき武器!
    しかしながら、最後に友人が一言
    「ネットで、誰が書いたか分からないものは信じない、俺は、人を見ている」
    …黒担々麺を食べながら

  • 根本聡一郎さんの『プロパガンダゲーム』が面白かったので本書も読んでみる。情報技術の高度化、SNS依存の高まりがもたらす監視社会の実現と、SNSを介した匿名者達による実名叩きという社会的懲罰をテーマに、だからこそ直接知り合うことで築ける人間関係に重きを置くことの大切さを説き、うまくエンタメにまとめあげている。前作で蛇足感を感じた最後のパートが、しっかり本作に繋がっていて「ヤラレタ」感も強い。楽しませてもらった。まだ使われていないパーツも残ってるし、これ以外の作品にも期待。

  • 面白かった。登場人物もそれぞれキャラが立ってて魅力的で、かっこよかった。自分の検索履歴を思わず見直してしまった…

  • SNSへの向き合い方、個人情報への向き合い方を考えさせられた。

  • ありそうな話だった。

  • テクノロジーの進化により、個人情報が筒抜けになるリスクを警鐘する物語。現実に起こり得ると思われる話の展開に引き込まれて一気に読んでしまいました。
    「技術に善悪はない。それを決めるのは常に使う人間の方だ。」

  • 面白かった。森博嗣の世界は、100年後にありそうだけど、根本総一郎の世界は今ありそう。
    技術に罪はない、使う人間次第、っていうのいいね。主人公の友達2人がネットのうわさに惑わされず真っすぐ本人を見て信じているのが素敵だった。本当に犯罪を犯してなくても、でっち上げられたら消すのが大変な世の中になってしまったね。すぐに世界に出れるという利点はあるけれど。
    仲の良い兄弟(家族)の話だったけど、これは嫌じゃなかったなあ。

  • プロパガンダゲームの著者の小説。後半にはプロパガンダゲームの登場人物も登場する。途中まではどんな展開になるのか、ワクワクしながら読み進めた。もう一捻りくらいあっても良かったかも。現実の世界でもスマホ無しでは成り立たないくらい浸透し、この書き込みもスマホで入力している。GAFAには気をつけようと思いながら、この本もAmazon Kindleで読んだことを思い出した。
    Kindle unlimited

  • 陰謀論ストーリー、GAFA編。

  • 面白かった!この人の作品は、現実にありそう?と思わせる怖い要素が含まれててそれが面白い。
    最後にはプロパガンダゲームのメンバーも出てきて、作品クロスみたいなのが好きなわたしはワクワクしました。

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著者プロフィール

福島県いわき市出身。1990年生まれ。東北大学文学部卒業。東日本大震災をきっかけに、学生時代からのNPO活動と並行して小説を書き始める。2016年、Kindleダイレクト・パブリッシングで個人出版した『プロパガンダゲーム』が大きな話題を呼び、2017年双葉社より書籍化。その他の著書に『ウィザードグラス』『宇宙船の落ちた町』など。

「2020年 『人財島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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