頭のいい子の親がやっている「見守る」子育て 「見守る」子育てシリーズ [Kindle]
- KADOKAWA (2019年5月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (185ページ)
感想・レビュー・書評
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オーディオブックで読了。見守る・認める・待つ+期待するの3原則+1は肝に銘じようと思う。
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中学受験するような親子を見てきた上での子育て論!オススメ!!
(親が)
・否定しない
・与えすぎない
・あせらない
この3つのキーワードが気になったら読んでみることをおすすめします。
著者は中学受験指導の経験が豊富ですが、「この方法をすれば中学受験で上位校に合格する」というハウツー本ではないのが、一番気に入りました。
本書の記述から、子育てする前提として大事だと思ったこと、それは親が「親の人生を楽しく大切に生きていること」。それができていなかったら上記の点の対応をしてしまいがち。
なぜなら、「親ができなかったことを子供に託したくなるからです」
わたしはそういう親に育てられたので、本書のNG対応ででてくるように笑、習い事もつめつめでした。結果、本書で指摘されているように、その習い事で得た経験を自分の「好き」にいかすこともできていません。
そのことが、本書ではしっかりと記述されており実体験から納得することができ、息子には同じ轍を踏ませないよう自信をもって対応できそうです。
「子供のためだから・・」と休日ごとにさまざまな体験に連れて行ったりしていませんか?
いろいろな経験をするのは大切なのですが、その量に比例して子供の知能が高まるという傾向はないようです。
それよりも子供の「自分の時間」を大切にすることが子供の自分軸を作っていくために大切なことのようです。
また、ネットニュースにあふれる数々の「子育て論」。それはその家庭で(たまたま)成功した結果論であるため、一歩引いて読むことがオススメされています。このおもちゃがいい、この塾がいいなど、振り回されそうになりますよね?そのとおりだなと納得しました。
本書では、「あ!それやってしまっていたかも」と思わされることや「こういう人いるいる汗(=実親)」ということが紹介されており参考になることが多かったです。
本書最後のQ&Aには「塾には行かせた方がいい?」「やる気のある子供にするには」など本書を読むような親なら一度は気になる質問に対する回答もあり、わたしは充実感をもって読むことができました。 -
頭のいい子を育てようとはしていないんだけど。
と思ったものの、表紙イラストの親子関係がとても素敵なので読んでみたら大正解。
私は研究者の緻密な分析や理論より
実践的な子育て本が好き。
子育ては理想全部追い求めてたら死ぬ。
この本はそういう意味でバランスが良い。
「子育ては2勝8敗」で良い、親が「唯一頑張るべきは子どもを信じぬくこと」などなど。
この書の子育て目標が「自分軸を自然に育てる」ことなのも良い。
これはまさに私の望む育児。
そして確かにこの書の通りの関わり方をすれば、子どもがのびのび育ってくれそうだなと思えました。 -
軽い本のように見えて、深い、そして、各教育の理論も元にされてつつ、新しい時代を踏まえている(古い考え方ではない)本です
「Xの中にある〇を見つける力」という話が面白かったです。
「X」になった問題を、「できていないじゃないか。もう一度やり直し!」と言うのは、誰にでもできます。しかし、「結果的にXになったけれども、ほら見てごらん、出だしの式は立てられているよね、次の計算も合っているでしょう。問題の考え方は理解できてる証拠だよね」とほめたうえで、「この続きをもう一度考えてごらん」と、そっと促してあげられるかどうかは、人によって大きく差があります」