大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 「哲学」って何だろう? 
    歴史的な流れ ひとつの考え方があったらそのあとにそれを翻す考え方が出てきて それを翻すことで新しいものを成立させる? 問いを立てそれをどう説明するかというところから 続いてきた学問? まだうまくは言えないが(うまく言う必要があるのかはわからないけど) 
    難しい内容なんだと思うけど 読みやすく書かれていたので楽しく読めた

    日々は「問い」であふれている

    子どものころ 宗教にはいろいろなものがあるけど「神様」ってひとりじゃないの?って素朴に思ったことを思い出した  信じる神がちがうと価値観も違う? それぞれが我こそが正しいって主張するから争いが生まれる? もともとは同じ神様で 人間が幸福に暮らせるようにって地球を作って 人を作ってくれたんじゃないのかな…って(いま改めて書くと この文の中にもたくさんの論点があるんだろうね)

    信じるものを作り出す? これが争いの種になる? 「あたりまえ」とか…ね  常識とか… これもだれかが作り出したもの  それをよくわからないまま常識として認識してしまっているって なかなか…怖いなって思う 

    今そういうことを「知る」「考える」ことができるチャンスが訪れたっていうこと はありがたいなって思う

  • P.2019/8/15

  • 最近哲学を学びたくなり手に取った本書。

    高校の授業でなんとなく聞いていた言葉や人物がよく解説されている。

    難しい言葉も極力噛み砕かれているため、読み進めやすい。

    まさに哲学入門の一冊。

  • 哲学者名、キーワード毎に図解とセットの見開き解説なので気になったら検索で補足もしやすく、まさに入り口と言える。哲学史の流れもつかめるのでそれぞれの哲学者がどんなコンセプトで時代の新しいページを開いたかがわかる。

    大学はこのシリーズの本を春休みに配れば良いんじゃないかな。

    • corpusさん
      哲学も哲学史という見方が多いですよね。その方がまとまりが良くなるのなら仕方ないですけどね。
      哲学も哲学史という見方が多いですよね。その方がまとまりが良くなるのなら仕方ないですけどね。
      2023/05/29
    • kuwatakaさん
      そうですよね。その時代が、その地域が共有してる文脈を概念の出発点してる場合が多いですからね。時系列か地域かで整理されてるとわかりやすいですね...
      そうですよね。その時代が、その地域が共有してる文脈を概念の出発点してる場合が多いですからね。時系列か地域かで整理されてるとわかりやすいですね。
      2023/05/29
  • 各哲学者の特徴が「ズバリ一言」で言い表されているところは、「10時間でざっと学べる」とうたうだけのことはある。10時間では読めないというか、これをきっかけに哲学に入っていくための門前書である。

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著者プロフィール

現在、専修大学文学部教授
1956年、神奈川県に生まれる。
1985年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
現象学をはじめとする現代哲学、歴史理論、舞踊美学を研究。
著書に『図解雑学 哲学』(ナツメ社)、『哲学マップ』(ちくま新書)、『哲学ワンダーランド』(PHP)、『経験の構造:フッサール現象学の新しい全体像』(勁草書房)がある。

「2007年 『ハイデガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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