- Amazon.co.jp ・電子書籍 (168ページ)
感想・レビュー・書評
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過激な生い立ちと強い上昇志向、外資系投資銀行での猛烈な働きぶりとトップ営業マンとしての成功、そして生きがいを求めての転職・起業。本書からは、とにかく著者の圧倒的な熱量とスピードを感じた。
「努力した人が公平・公正に夢を叶えられる社会」実現をライフワークとし、「SHOWROOMを、日本初世界一の事業・サービスに仕立て上げ、Googleを超え」るという壮大な野望を持ち、日々奮闘する著者の圧倒的なエネルギー、一体どこから来るんだろう。
それに、「多少、能力やキャリアで劣っても、純粋に好かれる人が勝つ」ことを悟り、無条件で相手を好きになるよう心がけている(そうすれば周りから愛されサポートを得られるようになる)というが、努力して簡単にできることじゃない。こうしたことを実践できる著者の精神力って一体…。
本書で面白かったのが、「すべてのファンビジネスの根幹はスナック」にあるとして、場末のスナックのビジネスモデルを解説した部分だ。乾き物と安酒でコストを最小限に抑えた省エネビジネス、そして思わず助けたくなる頼りないママの存在が常連客を生み、一見さんが入りにくい「俺たちだけの場所」が常連客の絆を深めることで安定収入を得られる仕組みなのだという。以前から、小汚ないスナックがなぜ潰れないのか不思議だったのだが、こういう仕掛けだったんだと納得。
著者は、ソーシャルネットワークの次はライブストリーミングの時代が来る、「消費者も、間違いなく、「リアルタイム」かつ「デジタルでありつつも現実世界に近いアナログな感覚」を求めている」、5Gの普及とともに「ライブストリーミングコンテンツがネットソーシャル市場の次のデファクトになる」と言い切っているが、この予言は果たして当たるのだろうか。ちょっと楽しみ。 -
彼の狂気じみた努力量。
誰よりもブレないコンパスがそれを可能にしてるのかなと思った。
コミュニケーション、泥臭い営業、メモ...。
一ミリたりとも妥協しない姿勢は常人には難しいと思うし、真似ようとする必要はない。
ただコンパスの話は特に響いたし、他の人にも勧めたい。
就職活動を控える自分には眼から鱗だった。 -
どんな行動にも仮説をたてることが重要であると感じた。仮説をたて、成功する可能性が高いルートを選択してから挑戦する方が、何も考えないで挑戦するときよりも成功率が高くなる。
相手に好いてもらうのに力をいれるよりも、自分から好きになる方が大切だということが面白いなと思った。自分もそんなふうに人に接していく。 -
SHOWROOM社長の前田裕二の自伝的な一冊。
彼の生い立ちや、優秀な外資系金融営業マンだったこと、そして今のビジネスにかける意気込みがよくわかった。 -
前田さんの情熱や行動力が伝わってくる本。
前田さんのことはビジネスマンだけでなく、主婦や学生などにも知ってもらいたい。
物質的に満たされている人が多くなった現代で、前田さんのような情熱を持ちながら、仲間を増やし続けられる人は本当に少ないと思う。
ただ個人的に、事業の説明部分が少なくていいかもと思った。
一番前田さんの良さが伝わってくる部分を、少し邪魔してしまっている感じがある。
この本の素晴らしいのは、前田さんの信念と行動にある。
そこにもっと分量を割いて欲しかった。
しかし、素晴らしい本であるのは間違いない。