人生の勝算 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 前田さんの育ってきた環境や、いかにして今の会社を立ち上げだか、そしてこれから目指すところなどを書いた作品。

    前田さんのストイックさに驚くばかりで、
    こんなに努力ができる人は居ないんじゃないかと正直思いました。
    情熱と努力次第でどんな高みにも行ける。という言葉が作品の中で何度も出てきて、厳しい環境で育ってきて、人の何倍も努力してきたからこそ言えるのだなと思いました。

    自分の価値観や軸をしっかり決めて、それに向かってブレずにひたむきに努力する。
    価値観や努力の仕方は人それぞれだと思うので、正解はないと思うが、情熱と努力によって人生はどうにでもなるとモチベーションを上げられました。

  • 過激な生い立ちと強い上昇志向、外資系投資銀行での猛烈な働きぶりとトップ営業マンとしての成功、そして生きがいを求めての転職・起業。本書からは、とにかく著者の圧倒的な熱量とスピードを感じた。

    「努力した人が公平・公正に夢を叶えられる社会」実現をライフワークとし、「SHOWROOMを、日本初世界一の事業・サービスに仕立て上げ、Googleを超え」るという壮大な野望を持ち、日々奮闘する著者の圧倒的なエネルギー、一体どこから来るんだろう。

    それに、「多少、能力やキャリアで劣っても、純粋に好かれる人が勝つ」ことを悟り、無条件で相手を好きになるよう心がけている(そうすれば周りから愛されサポートを得られるようになる)というが、努力して簡単にできることじゃない。こうしたことを実践できる著者の精神力って一体…。

    本書で面白かったのが、「すべてのファンビジネスの根幹はスナック」にあるとして、場末のスナックのビジネスモデルを解説した部分だ。乾き物と安酒でコストを最小限に抑えた省エネビジネス、そして思わず助けたくなる頼りないママの存在が常連客を生み、一見さんが入りにくい「俺たちだけの場所」が常連客の絆を深めることで安定収入を得られる仕組みなのだという。以前から、小汚ないスナックがなぜ潰れないのか不思議だったのだが、こういう仕掛けだったんだと納得。

    著者は、ソーシャルネットワークの次はライブストリーミングの時代が来る、「消費者も、間違いなく、「リアルタイム」かつ「デジタルでありつつも現実世界に近いアナログな感覚」を求めている」、5Gの普及とともに「ライブストリーミングコンテンツがネットソーシャル市場の次のデファクトになる」と言い切っているが、この予言は果たして当たるのだろうか。ちょっと楽しみ。

  • 「自らのビジネスの周辺にどれだけ濃い絆コミュニティを形成できるか」
    正しい方法論で十分量のアクションを踏めば誰もが良質な絆とコミュニティを生み出すことができるとあります。
    たしかにコミュ力とか人脈作りとか言いますが結局はどれだけの熱量で当たれるかなんですよね。

    「後天的な努力によって頑張った人が報われる」
    けっこうコミュ力とか才能と言われますがそれは違いますよね。
    僕もヲタですから1人でいることが多いです。
    でも社会に役立つためには篭ってたらあかんのです。
    外に出る努力が必要です。

    ① 絆
    ②絆の集合体コミュニティ
    ③コミュニティの集合体プラットフォーム
    社会に役立つということは社会の不満をなくすこと
    社会の不満をなくすと信用を得れます
    信用が生まれたら人もお金も集まってきます
    そうなるとまた不満が聞こえてきて解消することで社会に役立つことができます
    ただ個人でやるには限界があります。
    この好循環を回すことができるかどうか
    これからは仮想空間で人と人の繋がりが爆発的に広がります
    その時どうやって社会の不満をキャッチして社会に役立つかやと思います。
    それをプラットフォーム仕組みにまで作り上げることができればと思います。

    「人を好きになるのはコントローラブル」
    人に好かれるのはコントロールできません。
    自分から好きになることで好かれる能力を磨くということですね。

    「世の中の課題は大体モチベーションで解決できる」
    仕事への熱の投下量が誰よりも多いということが決定づけます。
    僕も2年目の時ほんまに仕事しました。
    多分これ以上できないところまで。
    でもラグビーのキツイ練習に耐えてきたので
    「こんなもんじゃ死なんな」
    と思ってました。
    その次はロースクールの3年間は仕事と家庭と勉強で一生でこれ以上ないくらい勉強しました。

    「見極めてやり切る」
    ただ結果が出なかったのはやり方が間違ってたからやなと今更ながら反省してます。
    正しいやり方が見極められなかったんやと思います。
    正しいやり方で最大限の熱量を投下したらなんでもできそうな気がします。
    とりあえず仕事も勉強も次代育成ももう少し頑張ります(笑)

  • 彼の狂気じみた努力量。
    誰よりもブレないコンパスがそれを可能にしてるのかなと思った。

    コミュニケーション、泥臭い営業、メモ...。
    一ミリたりとも妥協しない姿勢は常人には難しいと思うし、真似ようとする必要はない。

    ただコンパスの話は特に響いたし、他の人にも勧めたい。
    就職活動を控える自分には眼から鱗だった。

  • 前田裕二さんの凄みをまざまざと見せつけられた一冊。
    人生でやりたいことにフルコミットしている人、漠然と生きている人、どんな人が読んでも得られる力があると思います。

    この本を手に取ったきっかけは、メモの魔力で衝撃を受けた後、この本も過去に執筆されていたので、早速読破。
    読んだ後の感想は、前田裕二、すごい。これがメモの魔力を実践し続けた人が行き着く先、本質を捉える力なのか、ということ。

    前田裕二さんの人生に対する考え方、アイドルに熱狂する人が多い理由、なぜライブストリーミング事業に取り組んでいるのか、など、人柄から、普段もやもやを感じているところまで、全てを言語化されていた。

    私は新卒の就活のときに、ノート1冊、ひたすら自己分析を取り組んだつもりだったが、この本にも書かれている通り、一人の人生をノート1冊に書ききれる訳が無い。10冊くらい書いて、人生のコンパス、勝算を見つけたい。

  • SHOWROOM創業者、前田裕二の著書。
    内容は大きく分けると二本立てで、
    ①路上で弾き語りをしていた幼少期から、投資銀行での日々、南場智子との出会いから起業まで、これまでの歩みの振り返り
    ②前田流のライブストリーミング、コミュニティビジネス論の解説
    に分かれている。

    熱さ・クレバーさ・繊細さを兼ね備えた前田氏のサクセスストーリーを追体験するだけでも人生の参考になるが、世にある多くの企業家が書いているそれとは違って、自社のビジネスの可能性や、それがなぜ流行ると踏んでいるかの論理まで解説してくれていて、ビジネス視野を広げるという点でも勉強になった。

    どんな時も揺るがない信条(宇田川さんの影響)
    ・相手の論理で考えて行動する
    ・あらゆる人のことを好きになる
    苦手な人には「〇〇さんが好き」と100回唱えて電話する

    相手のことを好きになる方がいい
    ・一人でできることは限られているから
    ・誰からもサポートしてもらえる環境を作れるから
    ・好かれている相手だからこと、助けようと思える
    →「自分を好きになってもらおう!」と思ってはいけない。好きな相手のことを知ろうとする、共感しようとする(秋元康の話もそう)
    →相手を好きになるには、自己余裕も必要だな・・・

    スナックが潰れない理由
    ・モノではなくヒトが消費理由になるから
    ・ストーリーがあるから

    前向き課金の重要性
    ・無料が当たり前の時代に、いかに前向きにお金を使えるか
    ・他人から強制されない消費は、そこに主体性があるため。ポジティブであたたかい感情が生まれやすい

    コミュニティが深まる要素
    ①余白があること
    →完璧でなく、「俺が作っていくんだ」と思える
    ②クローズドで常連客がいる
    ③仮想敵を作る
    →あいつに勝てるよう俺が応援するぞ
    ④共通言語がある
    ⑤共通目的やベクトルがある

    結果を出すには
    ・とにかく頑張るということ
    ・朝5時には会社にいて、みんながやることを午前中に終わらせていた

    プロの歌手に勝つには
    ・技術を磨いても勝てない
    ・聞き手にとってのストーリー次第で、下手な歌でもお金を稼ぐことができる

  • どんな行動にも仮説をたてることが重要であると感じた。仮説をたて、成功する可能性が高いルートを選択してから挑戦する方が、何も考えないで挑戦するときよりも成功率が高くなる。
    相手に好いてもらうのに力をいれるよりも、自分から好きになる方が大切だということが面白いなと思った。自分もそんなふうに人に接していく。

  • 就活中に3周した本

    【印象的な言葉】
    ・人生の終わりを意識しろ
    →人はいつ死ぬかわからない。いつ死んでもいいように後悔のない人生を歩むべし
    「お前が今日やろうとしていることは、
     今日が最後の日だとしてもやるべきことなのか。」 ~スティーブジョブス~

    本書とは関係ないけど、前田さんの一番好きな言葉は
    「めんどくさいことほどコスパがいい。」
    ~誰もやりたがらないことにあえて挑戦することで、その分野のパイオニアになり天下がとれる。結果的にコスパがよくなる。~

  • SHOWROOM社長の前田裕二の自伝的な一冊。

    彼の生い立ちや、優秀な外資系金融営業マンだったこと、そして今のビジネスにかける意気込みがよくわかった。

  • 前田さんの情熱や行動力が伝わってくる本。

    前田さんのことはビジネスマンだけでなく、主婦や学生などにも知ってもらいたい。

    物質的に満たされている人が多くなった現代で、前田さんのような情熱を持ちながら、仲間を増やし続けられる人は本当に少ないと思う。

    ただ個人的に、事業の説明部分が少なくていいかもと思った。
    一番前田さんの良さが伝わってくる部分を、少し邪魔してしまっている感じがある。
    この本の素晴らしいのは、前田さんの信念と行動にある。
    そこにもっと分量を割いて欲しかった。

    しかし、素晴らしい本であるのは間違いない。

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