「子供を殺してください」という親たち 5巻: バンチコミックス [Kindle]

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  • #20 『史上最悪のメリークリスマス』(つづき)
    #21 『すべて弟にのしかかる』(次巻につづく)

  • 実吉の紹介で受けた案件は、婚約者との失恋などから精神を病み引きこもりなった美佐子を、父親が決めた精神病院に移送する仕事だったが、父親から事前に聞いた事情と現実に齟齬があった。
    父親は、何故か押川氏がドアを開けて気づいた異変を知っても、警察や救急の介入を嫌がり、警察や救急の介入を許した押川氏を逆恨みして料金を踏み倒そうとした。
    主に弟に負担がかかっている誠一郎は、統合失調症の診断を受けているが、短期間の精神病院の入退院を繰り返し、弟や母に金をせびり周りに攻撃的な態度に出るなど反社会的な言動を取り、パーソナリティ障害を疑われ、長期入院を勧める精神科医もいたが、金銭的負担を恐れた母は入院を拒んだ。
    子供の現実に向き合わない、自分の育て方の間違いに向き合わない親がいる限り、子供は良くならない、現実は変えられない。
    それに気づかせるのも、精神保健所の仕事であることを痛感させられる5巻。

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