危険なヴィジョン〔完全版〕 2 (ハヤカワ文庫SF) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 意外にも私の好きなラリー・ニーヴンの作品が収録されていた。ニュー・スペースオペラと当時話題になっていたらしいのでエリスンとは縁遠いのかと思いきや、非常に評価が高い若手との位置付けだった。
    解説にある通り、当時の新しい傾向を模索する運動ではSF 内部からの革新を目指すエリスンとSF外からの融合を目指したメリルとの対比が面白かった。年間S F傑作選を探して読んでみようかな。
    危険なビジョンで示されたビジョンのいくつかは現実のものとなってしまっているのも事実で、なんの抑止効果も軌道修正も自分も含めてできなかったのかと思うと暗い気持ちになる。「危険なビジョン」は「危険なはずだった日常」になってしまった今だからこそ、まだ読む価値はあると思う。

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著者プロフィール

1934年オハイオ生まれ。56年にデビュー。鮮烈な暴力描写、華麗な文体に熱狂的なファンを持つSF界のカリスマ。シナリオライター、批評家としても活躍。67年、アンソロジー『危険なヴィジョン』を編纂、アメリカにおけるニュー・ウェーヴ運動を牽引した。代表作に『世界の中心で愛を叫んだけもの』(71)、Deathbird Stories(75)など。

「2019年 『愛なんてセックスの書き間違い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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