「家族の幸せ」の経済学~データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実~ (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 日経8/24書評に掲載の本。

    「母乳神話」とか「3つ子の魂百まで」とか、古くからある子育てや家族に関わる言説は実際のこと正しいのか?「家族の幸せ」という観点から、統計などのデータにより検証していく本。新書なので難解な説明はなく読みやすい。

    テーマとして、結婚、赤ちゃん、育休、イクメン、保育園、そして離婚が取り上げられている。

    「男性も育休とると親子関係が全く変わるよ」とか、「母親が3年間育休とるのは得策とは言えないよ」とか、「保育士の質が子育てにとって重要だよ」とか、「ひとり親家庭の子どもが貧困に陥らないよう支援が必要だよ」とか、まさしくそのとおり!と思う部分が多かった。
    目新しさは物足りないが、子育てをしている親には勇気を与えてくれる本だとと思う。

    結婚の出会いに関しては、マッチングサイトのデータがふんだんに使われているところがリアルだな、と思った。

  • 結婚、出産、子育てに関連する様々なトピックについて、次々に経済学の観点から見ていく内容。国内外問わず様々な論文を噛み砕いて説明している。

    なんとなく筆者の属性別で、文章の類型が自分の中に出来てきた。すごくこの文章は学者っぽい。

    この教授の授業を受けてたから、個人的に物足りなさがあったけど、人には勧められる一冊。

  • 面白いですが、目新しい話は特になかったです。

  • 内容としては、『学力の経済学」と結構近いと思った。この本を手がかりに、もう少し論文等も読んで、より詳細の分析結果を確認したいと思った。

  • マッチングサイトによってデータ分析ができるようになった婚活。
    似た者同士の結婚が多い。

  • 育休は1年がベスト。3年はいらない。

  • 普通の話が多かった気がする
    データ分析で分かった気になるのもそれはそれで怖い

  • 恋愛・結婚〜出産・育児〜離婚まで、それぞれにまつわる色んなファクトを示して、さてあなたの家族にとっての幸せとは何ですかね考えてみましょうねと問いかける本。これから諸々検討していくための材料としてインプットされた。

  • 家族に関わる色々をデータで見る。
    子育てなど家族に関わるものは個人の感覚や噂話で語られる事も多いので、データで現実を見るのは必要。
    保育園通いをした方が母親の幸せ度が高まる事に驚き。保育園が家族全体の幸せに貢献している事を知り、勉強になった。

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著者プロフィール

東京大学大学院経済学研究科教授

「2021年 『子育て支援の経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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