鬼滅の刃 17 (ジャンプコミックスDIGITAL) [Kindle]

著者 : 吾峠呼世晴

• 集英社 (2019年10月4日発売)

感想・レビュー・書評

[あああら 1646886番目の読書家さんの感想 · 2021年12月18日]

2020年12月31日記述

鬼滅の刃第17巻。
吾峠呼世晴氏による著作。
デジタル版発行2019年。

無限城での闘いが始まった。
胡蝶しのぶは上弦の弐童磨との戦闘の末、死亡する。
カナヲは遅れてやってくるが、しのぶは既に倒された後だった。
あと身体で吸収することが出来るようだ鬼は。
だったらなんで最初は普通に食べていた？
さすがに胡蝶しのぶが普通に殺され、普通に鬼に食われる描写はNGだったのだろう。さすがにね・・・

善逸は元兄弟子の獪岳（新上弦の陸）を対決する。
獪岳は上弦の壱黒死牟と対峙し、生き残る為に鬼になることを選択していた。
その為、善逸の師匠は腹を切って詫びていたのだ。
実際は鱗滝左近次や義勇が禰豆子の件で腹を切って詫びる事は無かった。
しかしこういった所で腹を切って詫びる場面が出るとは。
この事が善逸を別人のようにした原因であった。
善逸は残りの弐から陸までの雷の呼吸兼血鬼術が絡まった攻撃を避けたりくらいながらも自ら編み出した7番目の型によって兄弟子に勝利する。
落下していく善逸を助け出した愈史郎。
その愈史郎は死にゆく獪岳に対し、
人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる。
欲しがるばかりの奴は結局、何も持っていないのと同じ。
自分では何も生み出せないから
と鬼のような説教を受ける・・・
しかしこの説法の指摘は思い。
キリスト教のイエスも似たような事を発言している。
佐藤優氏が著作で紹介していたのだが、「与える事こそが幸福である」と。
古今東西、宗教の与えてきた示唆というものは今の時代に通じる。

受けるより与えるほうが幸福である
It is more blessed to give than to receive.
聖書 使徒20：35

一方の炭治郎と水柱冨岡義勇は上弦の参、猗窩座と対峙することに。
猗窩座の猛攻に対し以前よりは対処できるようになっている炭治郎ではあるものの、猗窩座の反応は異常なものだった。

炭治郎は追い詰められつつもかつて父が見せてくれた熊との戦闘、透明な世界への境地を思い出す。
また伊之助との対話の中で、殺気なき境地など相手に先の手を読ませない為の何かをつかもうとしていた。

[zerotester21さんの感想 · 2020年1月2日]

　もう、これでもかこれでもか、衝撃的な展開の乱れ打ち(ﾟдﾟ)！
　最終章突入！？って感じの「無限城編」……この調子で行くと、単行本20巻くらいで完結（アニメだと4期プラス映画2本？）しそうな雰囲気だけど、人気絶頂期で幕を下ろすってんなら、それはそれですごいね(ﾟдﾟ)！
　それともこのあと強引な引き伸ばしがくるのか？……

　ともあれ、ここまできたらもう完全に鬼滅の虜( ´ ▽ ` )ﾉ
　
2020/01/02

[banri08さんの感想 · 2019年12月22日]

電子書籍。もう溜らない… 柱のみんなも含めて誰もが生き延びる事は無いと煉獄さんの時思い知ったが、まさかしのぶさん… ホントに辛いよ。善逸と鬼になった兄弟子・獪岳との戦い、義勇さんと炭治郎の相手は猗窩座、どうなってしまうのか…もう助けて〜。

[JONEYさんの感想 · 2019年12月17日]

し、しのぶさん…！！

[ゆいにさんの感想 · 2023年6月2日]

童磨の心からの同情傲慢回と善逸過去闇回と猗窩座の生き物野生論回。
ここら辺で思ったのが、童磨や猗窩座は人間の儚さというものの哀しさ＝美しさみたいなのは漠然と知っているが、それはつまり競争世界に於いて敗北を意味するので鬼の獣性を取るのでは。獪岳は身勝手さから弱肉強食の倫理に頭を垂れる。
善逸は人情からそれ(鬼の弱肉強食論)を否定し、炭治郎は人間の人間性とは倫理観を持つ事だからという観点で鬼を否定するので、話は永遠に平行線を辿るのだが、哲学を全般的にやっといたらああこれはあの話、とわかったのかもしれないなと思った。好きなのは善逸闇回です。とても素直で心に沁みる。

[elephantさんの感想 · 2021年11月2日]

姉を殺した上弦の弐・童磨と対決の時を迎えた胡蝶しのぶだが善戦むなしく力尽きる。善逸はかつての兄弟子で上弦の陸となった獪岳を倒す。炭治郎と義勇は煉獄を殺した上弦の参・猗窩座と対決し、義勇の顔に痣が発現する。
人気キャラしのぶさんのあっけない死に涙。「できる、できないじゃない。やらなきゃいけないことがある」
「生まれた時は誰もが弱い赤子だ。誰かに助けてもらわなきゃ生きられない。強い者は弱い者を助け守る。そして弱い者は強くなり、また自分より弱い者を助け守る。これが自然の摂理だ」（炭治郎）

[Miyaさんの感想 · 2021年10月27日]

煉獄のお父さんと宇髄は輝利哉様達が逃げる時間さえ作れたら良いと思ってるんだ
そして宇髄の妻３人も煉獄さんの弟もわかって送り出してるんだ

[gmindさんの感想 · 2021年6月6日]

全く面白くない。アクションシーンが一枚の絵になっていて、これは処女マンガの手法だなと思う。

[castagnaさんの感想 · 2021年3月22日]

＜17受け継ぐ者たち＞

しのぶ死亡

産屋敷輝利哉きりや　8才で当主
妹くいな、かなた
なんと五つ子

姉はひなき、にちか～父とともに縛し

獪岳かいがく
善逸の兄弟子
善逸の育手　桑島慈悟郎（鳴柱）によってともに育てられたが、鬼になる
悲鳴嶋の寺にいた少年でもある

「人に与えない者は
いずれ人から何も貰えなくなる
欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ
自分では何も生み出せないから

強い者は弱い者を助け守る
そして弱い者は強くなり、また
自分より弱い者を助け守る
これが自然の摂理だ

考えろ
焦るな
絶対に思考を放棄するな

[岩尾葵さんの感想 · 2021年1月21日]

産屋敷家の長男クイズが回収される巻(といっても果たしてこの時点で覚えている人はいたのか(笑))まさか一巻で扉前にあるクイズがこんなところで効力発揮するなんて思っても見ませんでした。それにしても全員同じ顔してるな産屋敷の子供達...
しのぶさんがピンチです。しかも相手が童磨なのでしのぶさんが軟派野郎に好き勝手されてるように見えてしまう罠...
ここまで余り目立った活躍のなかった善逸君も雷の呼吸の兄弟子・獪岳と出会い、先頭に。上弦陸の座に宛がわれた獪岳君に、善逸のじいちゃんに対する思いが檄を飛ばします。ちなみにこの回の善逸君は眠ってないのだけど、寝てなくても呼吸使えるようになったんですね。
炭治郎君&義勇が宿敵・アカザと戦闘。アカザは何か少年漫画の敵キャラらしく「強いものこそ正義」みたいな価値観持ってそうだけど、煉獄さんを追いやったのといい、炭治郎に向かう敵キャラとして大分いいポジションにいるように思う...今のところ無惨より宿敵感あるよアカザ君。

著者プロフィール

1989年5月5日生まれ。福岡県出身。漫画家。