- Amazon.co.jp ・電子書籍 (196ページ)
感想・レビュー・書評
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マンガ形式で中国とアラブの歴史について説明した一冊。
マンガのイラストに関係なく分かりやすい内容で、とても読みやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書のタッチは可愛らしく文章ではなく全編マンガで読ませるが、内容は骨太そのもの。
というのは、とりわけ近現代のアラブ世界についての言及が僕が知っている高校世界史レベルより精緻に描かれているからだ。
その意味で非常に読み応えがあった作品だったね。 -
中国は単純に人口が多いだけでなく、黄河と長江のおかげで農村部にも人が多いため、まとまりやすく、国の党首は反逆を恐れた結果の過度な情報統制・情報操作につながっているよう。
イランとイラクはよく混同してしまうけど、イランはペルシア人/ペルシア語・イラクはアラブ人/アラビア語。支配層がアラブ人→官僚として雇われていたペルシア人→傭兵として雇われていたトルコ人と変わってオスマントルコになった。
原理主義のままでイスラム教徒以外を殺すことが変わらないなら、アラブ国家は世界が建国を認めないと思う。
砂漠地帯で穀物が不足しがちなために、イスラム教では穀物からできる酒や穀物を餌にする豚が禁止という理由は考えたことがなかった。 -
単に歴史をポイントまとめて覚えやすくしてくれるだけじゃなくて「歴史を学ぶとここがいい」「宗教も時代にあわせて変化している」などコラムも面白い