medium 霊媒探偵城塚翡翠 [Kindle]

著者 :
  • 講談社
4.08
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本棚登録 : 721
感想 : 130
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感想・レビュー・書評

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  • 一度解けたと思ったはずの謎が
    違う角度から クリヤーに再解説されるのは
    名探偵を自ら自負していた人には
    憤死に値する屈辱ではないでしょうか・・・
    もともとミステリーは
    ネタバレできない苦しさがありますが
    これはその中でも 特にできない
    途中の謎ときに 小首をかしげても
    うさん臭いなと思ってても
    ぜひ 一気に読んでくだされば
    楽しめると思います

    • ♥♥♥さん
      母にダメだと言われてしまって...すみません
      母にダメだと言われてしまって...すみません
      2020/08/29
    • musamikaさん
      気が付くのが遅くてすいませんでした
      解除しました!
      気が付くのが遅くてすいませんでした
      解除しました!
      2020/08/31
    • ♥♥♥さん
      いえ、すみません...
      いえ、すみません...
      2020/08/31
  • ’21年8月29日、読了。Kindle Unlimited(←凄いお得、ですね!)にて。相沢沙呼さん、初。

    いやぁ…面白かった!完全に、やられました!もっと早く読めば良かった!

    長編小説かと思っていましたが…とちらかというと、連作短編、といった印象です。一編一編がとても面白かった!そして、最終話の大どんでん返し!唸りました!いやぁ、凄いアイデア、だなぁ(⑉⊙ȏ⊙)

    僕的には、第2話「水鏡荘の殺人」が、好みでした。そして、最終話の「水鏡荘」に関する部分も。久々の、衝撃!

    今回の作品を初めて読みましたが…相沢沙呼さん、凄いなぁ(・o・;) また一つ、楽しみが増えました。次、Kindle Unlimitedにある、「午前零時のサンドリヨン」、行ってみます!楽しみ!

  • 「見えている物が真実とは限らない」

    ✼感想✼
    社会人になってから、全くと言って良いほど
    本を読まなくなっており
    現在の自粛期間中を使って久々に本でも読むかとなり
    本屋大賞にノミネートされていた作品を読書。
    霊媒の力を持った翡翠と推理作家の香月史郎の
    タッグがメインとなり難事件を解決していくのですが
    素直に最後の最後は衝撃すぎました。。
    全てが伏線になってる作品
    電車の中で読んでたんですが普通に大きい声で
    「え!?」と叫んで恥ずかしい思いをしたのを
    鮮明に覚えています。笑
    読破し終わった後は凄くすっきりしました!
    ミステリー好きにはたまらないと思います!
    ここから色んな素敵な本に出会えたら嬉しいです!!

    ✩感想②✩
    今、自分が見えている事実だけが
    真実とは限らず、他の人から見たら全く違って
    見えることが多くある。
    自分の主観が悪いとは言わないが、
    その中で客観的な意見を聞き入れることが出来るか
    それでその人の人間性や人間としての幅みたいなものも
    大きく変わってくるのだと思う。

    ✵あらすじ✵
    推理作家として難事件を解決してきた“香月史郎”は、
    心に傷を負った女性、“城塚翡翠”と出逢う。
    彼女は霊媒として死者の言葉を伝えることができる。
    しかしそこに証拠能力はなく、
    香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、
    事件に立ち向かう。
    一方、巷では連続殺人鬼が人々を脅かしていた。
    証拠を残さない殺人鬼を追い詰められるのは、
    翡翠の力のみ。
    だが殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた――。

    ✣参考サイト✣
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000324692

    • goya626さん
      こけはなかなかよかったですね。相沢沙呼を見直しました。最後は、ひょっとしてと思っていましたが、後味はよくないかも。
      こけはなかなかよかったですね。相沢沙呼を見直しました。最後は、ひょっとしてと思っていましたが、後味はよくないかも。
      2020/07/12
  • 文学YouTuberベルさんの動画で紹介されていたので、読んでみました。
    設定が上手い、の一言に尽きます。すっかり騙されました。以前、『屍人荘の殺人』を読んでいたので、こういう探偵ミステリー小説もありだよ、と完全に受け入れて、疑問も抱きませんでした。
    「わたしたちは、自分たちの日常の中で、何を考えるべきなのか、なにを不思議がるべきなのか、自分自身の目で見定めなくてはならないんです。」(p.325)という翡翠の言葉が耳に痛いです。
    最終話を読んだ後に、もう一度最初から読み直すと、あちらこちらに伏線があって、全く違う印象になりました。
    結末を分かった上で、やはり、翡翠は出来る限り結末を先延ばししたかったのではないかな、と感じました。本人はほぼ演技と言っていたけれど、ちょいちょい本音と思わしき部分も垣間見えている気がしました。
    いや~、面白かったです。

  • 若者向けかな。。

  • 4.1
    後半までは面白かったが、最後の種明かしの所がちょっと物足りない感じでした。続編もあるようなので読んでみたいと思います。

  • 本屋大賞ということできまぐれで読んでみた本。
    帯にある通りすべてが伏線というのは納得できた内容で、あるページを境に読む視点が180度変わる内容が斬新だとは思った。真実が気になって一気に読み進めてしまったので一読(伏線を振り返る意味で二読)の価値はあるかなと思った。
    けど、ちょっとそれをやってしまうのはどうか。。。という思いもあり星4つとした。

  • 普通に特殊能力者とミステリー作家のバディが事件解決していくと思いきや…
    ホームズ探偵?登場で俄然テンション爆上がり(笑)いい意味で裏切られました。

  • 正直なところまったくこの翡翠というキャラクタに感情移入、というか「イマドキこんな造形…」と思わざるを得なかったのですが⁽何回出てきたんだビスクドール)、それも伏線だったのかと思えばなるほどなという感じでした。小気味いい終盤の翡翠は好きですね。むしろエピローグの彼女も要らないくらいに。
    作者さんの初期作を何作か読んでいたので、こういう女性キャラクタを出されてもそういう作風なんだなと思ってもいたので、そういう過去作の傾向を含めて、意外性に全振りしたミステリだったと思います。トリックの技巧を論じれるほど詳しくはありませんが、二方向から論理を立てるというのは面白い趣向でした。
    表面上は心霊全否定ではありましたが、実際は…という含みを持たせているのも上手いなと思いました。もしこの続編があるとしたら、そのあたりのバランスをどう描くのか楽しみです。
    また表紙の装丁画も秀逸でした。読み終えてわかるこの表情とポーズの意味。大胆で最大の伏線かつ読者を惹きつける魅力だと思いました。

  • 最後まで読めば確かに面白かった。
    ただ、終盤までの文体とキャラクターと…背中がむずむずするような中途半端なラノベ感で、終盤まで読み進めるのが結構きつかった。「最後まで読むとすごい!」みたいな感想をたくさん見たのでなんとか頑張って読んだけど、この作者を初めて読む読者にはかなり厳しかったな〜…。
    終盤読んでてこれまでの文体とかも仕掛けの一つだったのか!と思ったけど、エピローグ読んだらそうでもない気もしたりして…。
    続編を読むかどうかは微妙。確かに仕掛けは凄かったけど…。好きな人は好きだろうなと思うから、私向けではなかっただけだね。

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著者プロフィール

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。

「2022年 『medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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