他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング) [Kindle]
- ニューズピックス (2019年10月2日発売)
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (183ページ)
感想・レビュー・書評
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その人や集団における価値観や信念、状況や環境、痛みや苦しみ、在り方や在りたい姿等々がぎゅっと「ナラティヴ」という言葉に集約されることで、対立から対話に向かうやり方についてより理解を深められたと思う。
それと、この本が指している「ナラティヴ」がそれぞれの立場の人との共通のことばになることで、困難な状況においても対話に迎える状況をつくれる可能性が数段上がるのではと思う。そういう意味で、自分とナラティヴが近い人も距離がある人も含め、いろんな人に広まって欲しいな。
とはいえ、その状況までにどう橋を架けるか?どちらから橋を架けるか?
いずれにせよ、本を読んだ人は行動できる可能性を得たことだけは事実。
自分のナラティヴを脇に置いて相手のナラティヴを観察解釈し、介入する。
しかしながら、それは迎合や忖度や隷属することではなく、己の姿勢としては誇り高くあること。
ここ最近自分が大事にしたい事との近さを感じた気がして、心を強く持つことができた。