DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2019年 11月号 [雑誌] (従業員 エンゲージメント)

制作 : DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910059691196

感想・レビュー・書評

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  • エンゲージメント論特集。
    採用話も今風。
    レジリエンスの強度逆効果になる発想はなかったので過ぎたるはだった。
    参考になったのが、今の時代はどの企業もやや一人歩きしつつあるモチベーションだのエンゲージメントだのを気にしているということ。
    その先は従業員満足につながるEX。
    となるとその先はいかに会社組織に入るなら、いて楽しいと思えるかに関わる多様性の許容となり
    マネージメントの立場の重要性が増す。
    もしくはよりフラットな各個リーダーシップ持ち組織のシャッフル柔軟性となりそう。

    ただ、この書の事例の話より上司と合わないけど転職することはしないという謎の人間行動には気をつけておきたい。
    モチベーションなくとも働きたいというのもあるのでありとするかどうか。

  • タワーズワトソンの「日本企業がエンゲージメント経営を実践する5つの要諦」という記事が良かった。
    従業員満足度調査、エンゲージメント調査、持続可能なエンゲージメント、エンプロイーエクスペリエンス、などの概念とポイントを、すごく分かりやすく説明してくれている。

  • ●従業員エンゲージメント、まさに今学びたいと、仕事に活かしたいと考えていた項目であった。エンゲージメントを高めるリーダーシップ等、興味深い記事が多かった。

  • 世の中、仕事に意欲的でない人があまりに多い。
    要はエンゲージメントが低い人。
    熱意をもって取り組めない人。

    そういう従業員のエンゲージメントをどうやって上げたらいいか、これまでいろんなことが言われてきたが、
    結構シンプルなことなんですよ、とまとめられています。

    一言でいうと、重要なのは「チームの力」。
    信頼を裏切らず、価値観に賛同してくれ、サポートをくれるチームで仕事をすること。それでエンゲージメントが上がっていくのだ。

    もう少しわかりやすく箇条書きにしておくと、
    ・信頼関係が構築されていること
    自分のことを理解してもらえて、長所を発揮できる場がある

    ・対話の場と目配りがある
    ここでいう目配りとは、実力を発揮するための、周囲からのサポートのことだろうか。

    ・ともに学ぶ

    ・どこで働くかよりも、誰と働くか
    在宅で仕事をしているほうが、会社に出勤しているほうが意欲的な従業員も多い。

    ・自分の裁量をふやし、好きな仕事をできるようにする

    ・チームで働き、自分だけでは成しえなかった体験ができること


    以上はまさに心理的安全性という概念が当然含まれているだろうし、チームのメンバーは対等でなければならない。上下の関係があると自分の裁量もなくなる。そして、その上で、それぞれが力を最大限に発揮できること。
    組織的にオープンで情報を入手できる状況でなければならないだろう。

    従業員のエンゲージメントを上げるために必要なのはシンプルなことだが、本質的なこと。

  • 従業員エンゲージメントに関するいくつかの論文を読んだので、一旦アウトプット。
    他の論文は、いつか読むかも。マーベルのは面白そう。

    やっぱり、満足感を持って、使命感を持って、有用感を持って仕事をしたいもの。
    所属している組織には誇りを持ちたいし、そこで役に立っている自分を実感したい。
    チームの雰囲気は重要だと思うし、そのためにもリーダーには色々頑張ってもらいたい。
    あるいは、自分がリーダーになったら頑張ろうと思う。
    全体的に、納得感のある内容。イチ平社会人として。

    仕事で幸福感を感じたい。
    そのために、組織としてどうしていくのがいいのか。
    理想論なのかもしれないけど、重要な議論だと思う。

  • ー 我々が日々目の当たりにしている通り、かねてから民主資本主義の基盤を成してきた経済効率は、それによって生じる利益の配分に失敗している。

    パレート分布という容赦ない現実が、「民主主義と資本主義が結び付けば、大多数の人の暮らしは時とともによくなっていくはずだ」という有権者の大切な信念を脅かしている。

    現実の社会は、我々が望むよりも、はるかに脆弱で公平性に欠ける。これを変える必要がある。 ー

    エンゲージメントがテーマで面白い。

    特に『マーベルはなぜ大ヒット映画を量産できるのか』が面白かった。
    最近話題になっているけど、スコセッシ監督とコッポラ監督はお気に召さないようだが、若者のモチベーション・エンゲージメントを下げるような発言をジジイは控えろって話しですよね。
    そりゃ〜、ジジイたちの作品も面白いけど、マーベルの方が分かりやすくて面白いぞ。

  • 従業員エンゲージメントに必要な3要素
    1. 理解度(組織の目指す方向性を理解し、それが正しいと信じている)
    2. 共感度(組織に対して、帰属意識や誇り、愛着の気持ちを持っている)
    3. 行動意欲(組織の成功のため、求められる以上のことをすすんでやろうとする意欲がある)

    チームで働くこととエンゲージメントの高さは相関している。

    サントリーの新浪社長の、ローソンからサントリーに移って環境も変え、ワンマンスタイルからエンパワーメントという経営者としての成熟度が上がったというインタビューが興味深い内容でした。

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著者プロフィール

1913年(大正2年)、「経済雑誌ダイヤモンド」の創刊とともに誕生し、2013年(平成25年)には創業100周年を迎えた。「ダイヤモンドのように小さくともキラリと光る」が創業の精神。現在、「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・オンライン」などの各種メディアでタイムリーなビジネス情報をダイバーシティ社会に提供するとともに、ビジネス書から生活実用書、経済小説まで、幅広い出版物とメディアを世に送り出している。本書は、同社経営情報編集局・出版編集部で制作。

「2022年 『相続&事業承継で頼りになるプロフェッショナル 2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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