新訳・ロウソクの科学(図版付) [Kindle]

制作 : 科学名著出版委員会 
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感想・レビュー・書評

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  • 前に読んだ講談社の訳ではそれほどは面白いと思わなかったが、あれは抄訳だったと判明。読んだ覚えのない文言があって、原書を確認したらそっちにもあり、「ああ、あれは大事なところだけ切り取った抄訳なのか」と分かった。なお、原書は電子書籍が無料で手に入る。

    講談社版は余計なところを切り落として短くしたつもりでいるかもしれないが、その切り落としたところにこそファラデーの博識や人柄が表れている。元になったクリスマス講演は科学的な事実だけを淡々と話したわけではなく、聞きに来た子供達が楽しめるようにいろいろと細かい話が差し込んである。例えばロウソクは(はるか遠くの)日本製も登場し、それについていくつか説明がなされている。

    翻訳もこっちの方が自然だと思う。話し言葉が全文あるのだから抄訳より自然になるのは道理。いくつかの漢字の誤変換はあるものの。

    これに石原純と愛知敬一のファラデー評が合わさって(Unlimtedでは)無料で読めるファラデー伝になっている。

    思い付きで講談社版買って、その後でUnlimitedに山形浩生訳があるのが分かって悔しかったが悔しがるだけのものはあった。

  • 実験講義の動画を見るとよりわかりやすい(YouTube:engineerguyのThe chemical History of a Candle)

  • Kindle Unlinitedに入っていたので、「おお、昔読んだなー、懐かしいなー」とめくってみたら、どうも読んでなかったようだ。
    第1章ロウソクの章はともかく、電気分解や呼吸などまで広がり6章まであるのは記憶にない。
    自宅で検証ができるように、実験のディテールや図を残してあったのも記憶にない。

    内容は広範囲で、読んでみたら知ってる話かもしれないが説明できるほどにはわかってないものが多い。

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著者プロフィール

イギリスの科学者。1791年、ロンドンに生まれる。ベンゼンの発見、ファラデーの法則など、幾多の輝かしい業績を残した。

「2017年 『ロウソクの科学 世界一の先生が教える超おもしろい理科』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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