なんで僕に聞くんだろう。 (幻冬舎単行本) [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • いずれもが流し読み出来ない真剣なやりとりで、一見突き放したように見える回答でも実にきちんと良くも悪くも相談者の背中を押してあげる応えばかりですね。
    著者の 時にユーモラスながらも真剣な一つ一つのアンサーにご自身の生き方考え方がストレートに伝わってくるようで、襟を正してしか読めないような気がしました。
    何故に専門家でもない自分に相談してくるのか?とあるけど、いやいやこの人だからこそ皆さん訊いてみたくなるのですね。良書です♪

  • 前作に引き続き、読みました。

    幡野さんの言葉は毒舌(ハッキリした物言い)にも関わらず、嫌味がなく、それでいて温かさを感じるのだろうと疑問に思っていましたが、
    本文の中に「嘘をつかない、本音で文章を書く」とあって、本音で文章を書くとここまで心に伝わるのかと驚いています(とはいえ幡野さん自身のユーモアや伏線っぽい文章はクセになるし、唯一無二のものだと思います)。

    読む中で今回も多くの発見がありましたが、1番心に残っているのは、
    あとがきの「人の悩みはすべて人が原因だ。人の悩みを解決できるのも人しかいない。言葉で人の歩みを止めることも背中を押すこともできるならば、できる限り僕は背中を押す人でありたい。相手の答えを見つけて背中を押してあげるだけでいいのだ。あなたはどうしたいの?この一言から始めればいい」

    この文章でした。

    紛れもなく幡野さんが質問者に寄り添って答えを紡ぎ出しているのだなと感じ、私もそうありたいと思いました。

  • 売春がやめられない女の子。
    毒親から逃げ切れない子ども。
    お兄さんを刺された人。

    きれいごとなしの、その人が生きられるように
    背中を押す言葉があって、
    読んで、なんでか自分も背中を押されたようになるなぁ。

    相談に乗るって、問題解決力と共感力とどっちも必要なんだね。

    相手の背景をするどく分析する力に刮目だよ。さすが写真家。

  • 何度でも読み直したい3.8

  • スパッとした歯切れの良いコメントの数々。相談ごとのほとんどが人間関係というのも頷ける。
    こうあるべきとか、こうじゃなきゃいけないってことはなく、周囲を気にしすぎず、自分がどうありたいのかってことなんだろうな。

  • カメラマンであり余命宣告されたガン患者でもある幡野さんと悩める人のQ&A。
    他人の悩み相談なのに、読んでいる自分も何だかドキッとしてしまった回数多め。

  • 【 #書籍紹介 】 @BizHack1
    写真家で3年の余命と宣告されている著者が、
    誰にも相談できない悩みに答えています。

    不倫、いじめ、自殺、虐待、
    毒親、売春、精神疾患

    など、多岐にわたる相談に対し、
    飾り気のない魂のこもった言葉が響きます。

    #なんで僕に聞くんだろう。
    https://amzn.to/31iCHLI

    2021/12/25

  • 写真家の幡野広志さんの言葉の価値を高めたのが、この人生相談本。

    著者の幡野広志さんは、写真家で元狩猟家でガン患者なのだが、タイトルの通り「なんで僕に聞くんだろう?」と思うような質問が多数寄せられていく。

    不倫をしています、親と折り合いがよくありません、虐待を受けています、親を説得して一人旅に出たいんです…

    多様な質問に、幡野さんが新しい視点を加えながら答えていく本書は、きっとあなたの思考を広げてくれる。

    重たい内容もあって、一気に読むと少し疲れるので、少しずつ、あなたが読みたい時に読むことをオススメします。

  • 最高!みんな自分の悩みって大ごとなんだなあ。
    幡野さんに曲がらない信念も、歯に絹着せぬ言い方も、とにかく読み進めたい一冊。

  • 幡野さんの回答は、時に相談者から距離を置き、時に相談者に寄り添う。その付かず離れずな感じが心地よい。人生に悩んだらまた読み返したい。

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著者プロフィール

1983年 東京生まれ。写真家。元狩猟家、血液がん患者。2004年日本写真芸術専門学校中退。2010年広告写真家高崎勉氏に師事。2011年独立、結婚。2012年狩猟免許取得。2016年息子誕生。2017年多発性骨髄腫を発病。著書に『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)、『写真集』(ほぼ日)、『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP)、『なんで僕に聞くんだろう。』『他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。』(ともに幻冬舎)がある。

「2022年 『ラブレター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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